東日本大震災プロジェクト委員会
東日本大震災プロジェクト委員会・名古屋栄ロータリークラブ合同公開例会 「3.11・・・あの日を忘れない!」
東日本大震災プロジェクト委員会 副委員長
平成26 年11 月17 日、名古屋栄ロータリークラブの多大なご協力により、地区補助金事業の合同公開例会を開催できる運びになりました。近藤ガバナー、斎藤・田中パストガバ ナーを始めとする地区役員の方々、地区内のロータリアンの方々、名古屋栄RCのメンバーの方々、そして一般の方も含めて約130 名の参加を頂きました。
鈴木元弘委員長から東日本大震災の記憶を風化させてはならない旨の挨拶をさせて頂き講演会はスタートしました。
第 一部は気仙沼において実際に津波に流されながらも九死に一生を得た菊池親子の話「今、私は生きている!3.11 の体験から」を聞きました。最初はたかが地震、小さな津波と高をくくっていたのが急にこれまでに経験したこともない、とてつもない大きな津波と分かり、そ の中でいかに助かろうとしたか、いかに必死に生きようとしたかを克明にお話頂きました。
教訓として話されたのは、避難の際には自動車は使うべきではない。避難場所はいつも事前に確認していくこと、でした。
最後に菊池さんの孫琉美菜(るみな)ちゃんの作文を聞きました。彼女は祖母と祖父と一緒にいましたが、彼女だけ助かり、その時に思ったことを素直に話されました。
第二部は2520 地区(宮城県、岩手県複合地区)で震災直後の復興支援特別委員会副委員長をされた仙台RC元会長常盤峻也様の講演「初動体制...その時、ロータリアンはどう行動したか?」を聞きました。
震 災でメンバーの安否も確認できない、また当然例会も開催できない中でも支援の輪が大きくなり、組織とか預金口座とか受け皿の作成に苦労され、逆に地区内 RCからはいろんな支援要請情報が来た中で援助基準を設けてしっかりと分配されました。ロータリアンも被災者ということでロータリアンにも初めて援助金を 交付できるようにしました。ただ、ロータリアンも人の子、地縁、血縁、地位、名誉に頼って行動する方の話とか、聞きたくないような生々しいお話も聞きまし た。
最後に、この公開例会は私たち東日本大震災プロジェクト委員会最終年度の事業であり、集大成の一環でもあります。この支援の輪を絶やすことなく、風化させることの無いよう、また来るであろう東南海沖地震への備えの一助となれば幸いです。
名古屋栄ロータリークラブ立松会長、山田幹事、2760 地区役員の皆様、ご協力本当にありがとうございました。