ロータリークラブ(国際ロータリー第2760地区 ROTARY International District 2760)

ガバナー活動報告

2014/11/03

第2回ワールドフード+ふれ愛フェスタを終えて

第2回ワールドフード+ふれ愛フェスタを終えて

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第2回ワールドフード+ふれ愛フェスタを終えて

WFF実行委員会 委員長 篭橋 美久


去る11月1日から3日までの3日間名古屋市栄・久屋大通公園(広小路~名古屋テレビ塔)において「第2回ワールド・フード+ふれ愛フェス タ」を開催しました。これは、一般市民を巻き込んだfundraising( 活動資金集め) であり、各種奉仕活動に提供することを目的として、地区委員会をベースに実行委員会を立ち上げ、10 ヶ月近く話し合いを重ね、皆様に楽しんで頂けるようにとメンバー一丸となって進めて参りました。
今年度地区方針である「集まろう、語ろう、楽しもう」のスローガンのもと、当地区84クラブの皆さんの暖かいご支援、ご協力を頂き、無事、開催することが出来ました。
初日のオープニング時は、雨の降りしきる中ではございましたが、パストガバナーはじめ地区役員、クラブ会長、クラブ役員の多くの皆様の御参加により盛大に開催することが出来ました。

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近藤ガバナーからも開催趣旨を述べて頂いた後、後援団体代表として、中国領事、ブラジル副領事、ペルー副領事の方々にご挨拶を頂き、その後 イベントの開催目的、趣旨等の説明の後、開催の宣言がされセレモニーを終えることが出来ました。その後、雨天にも関らずロータリアンはじめ一般市民の方々 大勢のご来場者で賑わい、イベントの門出を皆んなで祝うことが出来、さらに「ロータリーを知っていただく」良き機会となったと思います。実行委員会を代表 いたしまして、心より厚く御礼申し上げます。
今回のイベント開催期間を「ロータリーデー」として指定され、当地区ロータリアンが「ロータリーの良 さを再認識する日」であり、地域の一般市民の方々に対し「感謝を表す日」と考え、これらにふさわしいイベントにするため、地区内クラブ、地区各委員会の協 力を得ながら、楽しい交流の場を作ろうとの思いで努力して参りました。
特に、ロータリアンと一般市民との交流を通じて、ロータリーの活動を知って頂くと共に、楽しさを肌で感じて頂き、一人でも多くの方がロータリーに対し関心を持って頂く良き機会であって欲しいと主催者として力が入りました。


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この期間の最終日3日目を「ジャパン・ロータリーデーin愛知」として、北RI理事、田中作次元RI会長、各シニアーリーダーはじめ、全国 33地区のガバナー、地区役員の方総勢80 数名の方にご参加を頂き、日本で初めての全国レベルのロータリーデーを盛大に開催することができ、また、みんなでお祝いすることが出来ましたこと大変うれ しく思います。今回のイベントに花を添えて頂き、感謝いたす次第でございます。
ところで、今回のイベントの大きな目的は、前述のとおりロータリー を知って頂くことはもとより、次のとおり大きく分けますと、3つございます。一つは、海外支援事業として、カンボジアの貧しい村、特に、子供さん達に対し きれいで安心な水の供給施設の提供、また、識字率の向上として、教材の提供を行います。これらは、地区国際奉仕委員会が担当させて頂き、2015 年4 月頃に現地へ赴き支援して参ります。


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2 つ目は、ポリオ(小児麻痺)をこの地球上より無くすることです。
ロータリーは、長年この事業に取り組んで参りました。あと少しで目的を達成いたします。
世 界で地域の方々と一緒に現在も取り組んでおり、これからも、目標に向かって取り組んで参ります。今回のイベントは、一般市民の方が参加して頂くきっかけ作 りです。開催期間中積極的な参加をとの思いから参加写真、寄付金を募り一般の方々との参加型奉仕活動のひとつとして、実施させて頂きました。寄付金総額 は、527,680円となり、多くの方の関心が高まったと思います。地区ロータリー財団委員会(ポリオ委員会)にて担当しました。
3 つ目は、みなさまにロータリーを知っていただくこと(ロータリーの公共イメージ・認知度の向上)特に、一般市民の方へのアナウンスとして下記のことを挙げアピール致しました。
1.ロータリーは、みなさん方のためにあり、常にみなさんのためになる存在で有りたいとの思いを持ち活動しています。
2.これからのロータリーは、地域、海外の困っている皆さんのための奉仕団体であることをロータリアン一人ひとり再認識し、「より良い社会へ」との目標に向かって活動しています。
3.ロータリーの奉仕活動は、皆さんのために「地域、海外」おいて地道な活動を行っています。
4.愛知県内のクラブ数は、84クラブ存在し、各地元で奉仕活動を行っています。クラブの活動の様子をパネルにて紹介させて頂きました。
この担当委員会は、社会奉仕委員会、国際奉仕委員会が行ないました。


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この様な活動の紹介パネルを制作し、会場内に設置したり、ステージ出演者よりアナウンスにてロータリー活動の紹介を行いました。これらのこ とから、ロータリー活動の認識度が高まり、ロータリーの魅力度が向上することにより、地域社会での存在感が今までより一層高まってくると思っています。将 来の会員増強に繫げるという好循環を生み出したいと思います。
また、名城小学校とカンボジアの小学校との作文・絵をパネルにて紹介すると同時に、先生、生徒一緒に手作りの募金箱で募金を集める活動を行い、集められたお金はカンボジアの子供たちの教材購入に使われます。
開 催初日には、全国の自治体が進めている「子ども虐待防止オレンジリボンたすきリレー」が名古屋市、名古屋市児童養護連絡協議会主催で開かれました。この キャンペーンに協力することができましたことは今回のイベントの意義に沿った事であり、キャンペーンに参加された多くの市民の方々がロータリーの存在を感 じて頂けたと信じています。
このように、初日は悪天候にも関らず予想をしのぐ大勢の来場者がありました。
2 日目は、前日と違い朝から雨もやみ、初日の鬱憤を晴らすごとく、多くの方が来場され、会場がごった返し会場内が人で埋め尽くされ、賑わいがあり、熱気さえ 感じられるぐらいの人出でありました。ひとまず、安堵致しました。これからロータリーに入会を予定されている方、ロータリーに関心を持っている方、全く ロータリーを知らない方、他地区のロータリアン等さまざまの方々が来場され、賑やかで、明るく、楽しい国際色な雰囲気を各々楽しまれ、良きおもてなしもで きたかと思います。
このような中で一部の来場者のご意見の中から、「ロータリーは、お金持ちの社長さん達の集まりの団体であり、どんな活動を行っ ているか判らなかったが、今日ここに来ていろいろ見せて頂き、今まで抱いていたイメージが変わった」とのご意見、また、国内の社会奉仕活動、海外への奉仕 活動を行なっているなんて、全く知らなかった。特に、感心したのは、国内、海外問わず若者たちに「人づくりの支援」を行っていることを知らなかった。今 日、ここへ来て初めてこんな活動をしていることを知りましたとのこと。この方は、早速、エンドポリオへの寄付をされていました。


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一方、チケットを購入しようと来場された方に、一部寄付金(1 枚当たり400 円)をとの説明の後に、今までの寄付金は、「どのように使われているのか判らない」からと言い残して帰られるケースもありました。寄付金は、使途をはっき りさせること、熱意ある説明を行うことで、理解され奉仕活動資金に協力して頂けるようになると思います。

この様に、一般の方々が、ロータリー活動に対し参加して頂けたこと、少しでも知って頂けたことは、今回の目的の大きな成果であると確信いたしており、大変有意義な活動であったと思います。
ま た、当日会場でのボランティアでのご協力を頂きました青少年奉仕委員会、インターアクト委員会、ローターアクト委員会、青少年交換委員会、RYLA委員 会、特に、インターアクトクラブ、ローターアクトクラブの諸君のお蔭でごみはすぐに収集され、分別されましたので、開催期間中、清潔な会場となりました。 他のイベントでは、私たちの様な組織的な活動が行われず、会場内が整理されてなく、ごみが散乱し清潔感に乏しいイベントが多く見受けられます。
こ のようなことがないように会場整理には気を遣い準備して参りました。また、豊橋北ロータリークラブ発祥の「530運動」の推進が来場者の参加を促し、皆ん なでを合言葉として活動して参りました。その結果、これらの活動に触発されるごとく、来場者もご協力頂いた結果として、会場内が美しい、気持ちの良い、 ロータリーらしい雰囲気を造りあげることができました。
今回の事業規模は、チケット販売枚数7,500 枚、企業協賛数123 社、飲食出店数22 業者、物販出店数35 業者となりました。特に、飲食・物販業者の方にイベントの趣旨をご理解、ご協力頂き素晴らしい結果となり3 日間通じての来場者は、6万人の規模に達し、予想通りの盛大なるイベントとなりました。来賓の方々からは、大変すばらしい、今後開催されるイベントのモデ ルケースであり、これからも先駆者として継続して欲しい。第2760 地区の底力をみたとの賞賛の言葉を頂きました。
今回のイベントは、地区実行 委員会が第2760 地区事業として推進して参りました。実行委員会の構成は、近藤ガバナーを大会会長、加藤ガバナーエレクトを大会副会長として、地区委員会(広報委員会、職 業奉仕委員会、国際奉仕委員会、社会奉仕委員会、青少年奉仕委員会、ロータリー財団委員会、米山奨学委員会、IT委員会及び各小委員会(インターアクト委 員会、ローターアクト委員会、RYLA委員会、青少年交換委員会、職業研修チーム委員会)をメンバーとして活動して参りました。
この事業の成功の 裏には、当地区84ロータリークラブ全会員、地区役員(パストガバナー、地区幹事、ガバナー補佐)、地区委員会のご支援、ご協力があってのことと心より感 謝する次第でございます。ここに、成功裏に終了致しましたことご報告申し上げます。本当に多大なるご支援、ご協力をいただきありがとうございました。


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