危機管理委員会
第1回地区内クラブ危機防止に関する研修会 事業報告
(文責)2016-17年度国際ロータリー第2760地区 危機管理委員長 黒田勝基(高浜RC)
2016 年7 月21 日(木)地区内初の地区内全クラブ対象の『危機防止に関する研修会』をキャッスルプラザホテルにて、対象をクラブ会長エレクトおよびR 情報委員長とし、参加者135 名(地区外参加者4 名を含む)にて行いました。
従来はRI正規プログラムでの青少年奉仕関連(特に青少年交換)等に関して、地区認定(危機管理の仕組みが機能していることなどが認定条件)されていないとその奉仕を行うことができないとされており、各地区委員会は危機管理委員会構成メンバーとして直接危機管理の最前線に立っており、その仕組み等の構築・確認を行ってきました。さらにこのところRIは各クラブが行う独自の広範囲な各種奉仕プロジェクトにも危機管理を取り入れるよう体制作りを強化しつつあります。
世の中の社会通念上の危機と同様、ロータリークラブ(活動)(当地区委員会および当地区の各クラブにおいても)の危機も、『好ましくない事態の全て』を危機管理の危機とする、と定義されています。この文言からご理解いただけるように、危機は多種多方面でのロータリー奉仕活動中に発生してしまう可能性も少なからずあります。奉仕にはそれに伴うリスクが付いて廻るものであることを理解して頂きたいと思います。このような危機事案をいかに防ぐか(想定とシミュレーション(訓練))、万が一起こってしまった危機事案にどう対応するかを中心に2 時間にわたり研修を行いました。危機管理というと各クラブでのロータリー活動には余りそぐわないと思われる方も多い中、自然災害やテロ、広域疾病など不可抗力、あるいは若干の準備不足から発生する不測の事態発生の可能性は増加しているのも事実です。各ロータリークラブの組織としてどう向き合うか、万全を期して高い目標の奉仕をより安全に、より効果あるものとするため、危機管理委員会を活用して頂きたいと考えています。
何か『好ましくない事態』が発生した時には、まず、危機管理委員会に相談していただきたいと思います。そして、より高い奉仕の理想を追求して頂きたいと思います。