2016年9月号
ロータリーの友月間
「ロータリーの友月間」によせて
「ロータリーの友」代表委員 尾本和弘
ロータリアンの皆様、新会員になられた頃、ロータリアンの三大義務として、「会費の支払い」「例会出席」「機関誌(ロータリーの友)」の購読と聞かされませんか。
「ロータリーの友」の生い立ちを調べてみました。第60 地区ガバナー月信1952 年4 月 P2「 ○両地区共通の問題 ③日本ロータリー 機関紙ノコト, 区ハ分レテモ ニホンロータリーハ 国状ト其ノ伝統ヨリシテ, 共通シタ機関紙ヲ発行シテ両区各クラブ個々ノ消息ヲ知ル機会ヲツクリ ロータリー精神ノ 発達ソノ他ニ貢献スル方法ヲ設ケタイト・・・」と記載が有り、ガバナー月信 1952 年 11 月P 8「 ロータリーの友」刊行に就いて、豫て計量中の第六〇區第六一區共通の月刊誌も念々一九五三年一月號を発刊として「ロータリーの友」と云う名の下に産まれることになり、目下その準備の眞最中であります」記載があり「ロータリーの友」雑誌が出来ました。
創刊号の内容は「ロータリーの友・創刊に際して(RI 会長 H.T.Brunnier)」「創刊の言葉(RI 理事手島知健)」「第60 區年次大會(開催地 名古屋)」「"The Rotarian'' ダイジェスト」「クラブ、ニューズ」には第60 區一宮・名古屋・豊橋クラブ便りの記載が有りました。さて、機関紙の購読義務はどこから始まったのでしょうか、「公式機関雑誌の購読は従来アメリカ, カナダ, バミューダのクラブ会員に限り義務購読であり,そのほかの各国会員は購読するか否かは自由であった.今回クラブ定款10 条を改訂して, 公式機関紙あるいはRI の指定する地域機関雑誌のいずれかを購読すべき義務を課すこととした〈77 - 67〉.従って日本のクラブ会員は英文「ザ・ロータリアン」誌, あるいは日本語「ロータリーの友」のいずれかを購読しなければならないことになる。「成呆の細のた規定審議会」(1977 年「友」8 月号P14より)」
「RI の指定する地域機関雑誌」第1号は「ロータリーの友 」1980 年7月号から始まりました。掲載内容ページ構成は現在と同じ形式です。「今月の言葉・新しいロータリーの友の時代(「友」委員長)「新RI 会長紹介」「イリノイ州の新しいわが家」「ロータリー・アット・ワーク」など記事掲載が有ります。現在では情報伝達の発展で「ロータリーの友」もWeb からPC、スマートホーンからも閲覧が出来るようになりました。掲載記事ですが「ロータリーが世の中で良いことしても・・・」クラブ・ロータリアンからの記事提供が無ければ「友」には掲載されません。皆様からの情報・記事提供をお待ちしています。
「ロータリーの友」「ロータリー文庫」事務所を訪問しました。黒龍堂芝公園ビルに在り、3階には「ロータリー米山記念奨学会」「ロータリー文庫」4階には「ロータリーの友」「ガバナー会」「RI日本青少年交換委員会」の事務所が構えています。
「ロータリー友」事務所、二神典子編集長にお話を聞き、「友」は10名の事務職員で運営されています。「友」投稿に関してお聞きし「ロータリー・アット・ワーク」への掲載は諸条件を満たせば100%掲載する、「卓話の泉」はロータリークラブ寄せられる週報より選ぶなど聞きましたが、ロータリアンから寄せられる記事提供が年々減少傾向にあるそうです。(写真は「友」事務所内、二神典子編集長オフィスワーク、笑顔で対応する編集長)