2016年12月号
地区大会ご報告Ⅰ
RI会長メッセージ
朋友ロータリアンならびに来賓の皆さま
2016-17 年度地区大会へようこそお越しくださいました。地区大会は、互いに親睦を深め、意欲を高めるだけでなく、アイデアを広げ、計画を立て、ロータリーの未来に向けた準備をするための貴重な機会です。
今ロータリーは、言わば転換期となる歴史的に重要な局面に立っています。会員増強をはかるだけでなく、文化的にも変革を加えなければなりません。この文化とは、「勧誘」や「維持」といった言葉ではなく、入会への魅力を高めることや会員の参加という考え方を大切にする文化です。クラブをより活発にするために、思いやる心、奉仕の手、新しいアイデア、高潔性がますます必要となっています。地元への愛着が深く、世界をより良い場所にしたいと願う人は誰でもロータリアンとなれる可能性があります。
今年度、私たちには成すべき仕事が多くあります。今こそ、これまでの成果を土台として、世界でよいことを行うためのより大きな力となるべく、ロータリーが前進するときです。ポリオとの闘いで引き続き大きな進展を遂げる必要があります。過去数年間でポリオ撲滅活動は重要な節目に到達し、野生型ウイルスの常在国は2 カ国を残すのみとなりました。しかし、撲滅が達成されたわけではありません。ですから今後もポリオ撲滅を最優先とし、ポリオのない世界という私たちの約束を果たすまで、全力を注いでいただけますようお願いいたします。
今地区大会が皆さまにとって実り多い大会となりますことをお祈りしております。ロータリーの創設者ポール・ハリスは、かつて次のように語っています。「結集された努力に限界というものはありません」
世界中の地域社会で卓越した奉仕を継続し、「人類に奉仕するロータリー」という遺産に輝かしい1 ページを刻めるよう、ともに力を尽くしていこうではありませんか。
心を込めて
2016-17年度国際ロータリー会長