2017年3月号
ガバナーメッセージ
職業研修チーム (VTT) 事業
ガバナー 服部 良男
2010/11 年度に始まった「未来の夢計画」でVTT プログラムが導入されて以来、当地区では世界で唯一VTT 事業を継続して実施しています。すべてグローバル補助金を使っての事業で、「6 つの重点分野」の中の「疾病予防と治療」をテーマに医療専門家チームの派遣と受入れを行っています。2010 年からのパイロット期間終了後も、2013/14 年度 3780 地区(フィリピン・ケソン市)、2014/15 年度 3310 地区(マレーシア・コタキナバル)、2015/16 年度 3410 地区(インドネシア・ジャカルタ)、2016/17 年度 3780 地区(フィリピン・ケソン市)において実施し、いずれも受け入れもしています。
特徴は、相手地区のロータリアンたちの事業への理解と協力を得るために、福田哲三(名古屋和合RC)当地区VTT 委員長は、毎回事前打合せを行い相手地区のガバナー、財団委員長はじめロータリアンの「地区をあげての協力」を得るように努力していることです。
例えば、2013/14 年度(3780 地区)では、前年の同地区のPETS に参加して会長エレクトの皆さんにVTT 事業に対する理解と協力をよびかけました。2014/15 年度(3310 地区)は、事前に現地の地区大会に参加し、スピーカーとして大会出席者に説明をし、今年度(3780 地区)は現地の地区協議会に出席し、分科会で説明をして理解していただきました。
過去いずれの事業でも、相手地区と当地区の両ガバナーエレクトがサンディエゴでの国際協議会で約束をし、再会を誓い、そしてガバナーが現地研修に同行し、派遣メンバーの激励と現地ガバナーやロータリアンたちとの交流をしてきました。そのことによって、両地区での国際奉仕交流が持続・継続されています。
私は、昨年12 月にケソンシティー3780 地区のガバナーMr. Dwight Ramos と地区のロータリーの奉仕プロジェクトに参加させていただき、当地区のVTT プロジェクトの本当の価値を実感してきました。今、真のロータリアンたちとの出会いに感謝して、今後もお互いにRotary Serving Humanity を続けていく覚悟でいます。