2017年3月号
水と衛生月間
水と衛生月間について
地区国際奉仕委員会 委員長 鈴木宏司
2014 年10 月RI 理事会は、3 月を重点分野である「水と衛生月間」とし、地域社会における安全な水の公平な提供、衛生設備や衛生状況の改善、持続可能な水設備と衛生設備、資金調達、維持管理を地域住民が行っていくための能力向上、安全な水と衛生の重要性について、地域住民の認識を高めるためのプログラム支援、水と衛生に関連した仕事に従事することを目指す専門職人のための奨学金支援を強調する月間としまた。
日本では清潔な飲み水を毎日飲めるのは当たり前のことと感じていますが、2015 年時点で世界では6 億6300 万人が改善された水源が利用できていません。また24 億人が改善された衛生設備を使用できません。
安全な飲料水と改善された衛生設備が手に入れば、子供たちはお腹をこわしたり、感染症にかかることもなくなり、健康状態が改善されます。さらに水汲みのために1 日に何時間も歩く必要が無くなるため、貧しい家庭の子供たちも学校に通うことができるようになり、教育の機会を得ることができます。また女性も、保健サービスを受けに行く時間やお金を稼ぐために働く時間ができ、健康状態ならびに収入向上などを通じて、貧困の悪循環を断ち切ることができます。
第2760 地区では、昨年度ミャンマーにおきまして「ワールドフード+ ふれ愛フェスタ」の資金と各クラブ様からの一任金を使って、4 つの学校と3 つの地域保健センターへ、水洗トイレ、水浴び場、貯水タンクを贈呈してきました。
今年度は2 月にラオスにおきまして地域の簡易水道システム贈呈をしてきました。これにつきましては「ラオス活動報告」に載っています。
我々ロータリアンは、今後も世界各地の地域に根ざした活動を行い、すべての人々がきれいな水を飲めるように「水と衛生」改善に取り組んでいかなければならないと思います。