2017年3月号
委員会活動報告Ⅰ
世界ローターアクト週間について
地区ローターアクト委員会 委員長 西本一幸
私は今、3300 地区、マレーシアのクアラルンプールでこの原稿を書いています。
マレーシアの首都であるクアラルンプールは人口約200 万人。年間通じて温暖な気候に恵まれ、雨季はあるものの、台風や地震などの自然災害がなく、とても住みやすい環境だそうです。中心部には高さ452 メートルのペトロナス・ツインタワーがシンボリックにそびえ立ち、商業施設には日本企業もたくさん進出しています。周辺には大規模なコンベンションセンターや日本でいうマンションとなるコンドミニアムなどの建設があちこちで行われ、様々な国の人々が暮らす活気に溢れた街です。今回はそんな街で活動するローターアクターとの国際交流にやってきました。お互いの地区やクラブの活動紹介を行いながらのLunch Meeting、そしてグループに分かれての市内散策で交流と理解を深めます。2760 地区のローターアクターはこうして世界のローターアクターとの交流を深め、国際ロータリーとして、ロータリーファミリーの一員として、意欲的に活動を行っています。
ローターアクトクラブは、1968 年3 月13 日にアメリカ・ノースカロライナ州で発足されました。その後RI は、ローターアクト創立25 周年となる1993 年に、3 月13 日を「世界ローターアクトの日」と定め、その日を含む1 週間を「世界ローターアクト週間」とし, ローターアクトへの理解と協力と援助を推進する機会、としました。
現在のローターアクトの活動規模は、毎回変動が激しく正しい数字が不明ですが、177 の国に9522 のクラブがあり、29 万人余が活動していると報告されています。(2017・RI ホームページ)そのうち日本では33 の地区におよそ300 のクラブ、3200 人余が活動をしており、私たちの2760 地区は9 クラブ、110 名余と人数はそう多くはないのですが、活動内容が他地区のローターアクターから高い評価を得ています。しかしながらその一方で、会員数の少なさから運営の危機に直面しているクラブがあり、そうした評価と現実が一致しているわけではありません。
ロータリーの五大奉仕のひとつである青少年奉仕。どうかこの機会に、ローターアクトへの関心を高めていただき、ローターアクターとの交流の機会をつくってみてください。ローターアクターの成長ぶりには目を見張るものがあり、新人類と言われる若者世代において貴重な人財として活躍を約束してくれる、そんな青少年をロータリーは育成していることを実感ができます。
提唱・協力クラブの皆さまには日ごろのご支援に深く感謝するとともに、今後も引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げます。また、提唱や協力クラブだけではなく、すべてのロータリアンの皆様にローターアクトに関心を持っていただきたく思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。