2017年3月号
委員会活動報告Ⅱ
ラオス 補助金事業の報告
地区国際奉仕委員会 委員 高山 進
2017 年2 月2 日から5 日、地区国際奉仕委員会と社会奉仕委員会と共同でラオス、ビエンチャン県ポンホン郡ポンソンブン村の166 戸へ簡易水道施設の贈呈をしてきました。村では井戸水が出る家は限られていて、また水汲みは女性や子供たちの仕事となっていて、家事や学習面の時間を十分持てないという問題もありました。そこで共同で使える井戸と配水システムを作るため、地区補助金80 万円と、各クラブからの地区一任金、委員会活動費を使わせていただいた事業です。両委員会から13 名が、ビエンチャン市内から車で約2 時間かけて、贈呈式に参加してきました。
式典には、副市長、保健局長や市の幹部、小・中学生100 人以上、そして村人多数が参加されました。そこで、子供たちには、古着・古楽器・サッカーボール・バレーボール、ノート、鉛筆、本などを配りました。村人・子供たちに大変に喜ばれました。
国際奉仕活動をやっていていつも思うのは、現地の人達が本当に喜んでくれていて、特に子供達の純粋な目で感謝されるのを見て、本当にやっていて良かったなと感じられることです。
簡易水道施設は、高さ8 メートルで、そこから村の各家庭まで水道管を布設して供給するものです。各家庭には水道メーターが付いていて、利用に応じて使用料を払い施設の維持をしていく仕組みです。
贈呈式の翌日には、ラオスの国会議員(元駐日ラオス大使)であるケントン・ヌアンタシン氏と夕食を共にしながら、ボケオ県の識字率向上のためのパソコン・プロジェクターを贈呈しました。
今回初めて委員会の垣根を越えて共同事業ができたことは、大変意義があり良かったと思いました。