「会長エレクト研修セミナー（PETS）」報告

名古屋名駅ロータリークラブ　次期地区スタッフ　　石黒　隆

　2017（平成29）年3 月18 日（土）、名鉄ニューグランドホテルにおいて会長エレクト研修セミナー（PETS）が開催されました。
　本セミナーは、2017-18 年度クラブ会長のための研修・情報プログラムで、次年度RI テーマの理解や実施に対して、クラブ、地区、RI の諸活動に指導力を発揮して頂くよう促すことを主な目的とするものです。次年度の地区役員をはじめ、8 分区84 クラブの会長エレクト、次期幹事他、総勢221 名の皆様に参加頂きました。
　冒頭、服部良男ガバナー、近藤雄亮次期地区研修リーダー、そして田中正規ロータリーコーディネーターのご挨拶に続き、神野重行ガバナーエレクトによる講話にて次年度RI テーマ、地区ならびにガバナー方針が披露されました。
　RI テーマはご存知の如く「ロータリー: 変化をもたらす」です。地区の方針は「今日からのロータリーを楽しもう！」とし、「10 年後も20 年後も地区の輝きが持続可能であること」という地区ビジョン達成のために次の点を挙げられました。
　・地区戦略委員会の充実
　・地区研修委員会の見直しと強化
更に「今日からのロータリーを楽しむ」ための実践項目として、次の五つの行動指針が挙げられました。
　・クラブ中期計画策定のためクラブ戦略委員会の設置
　・クラブと地区の行事への積極的参加
　・周り（身近な地域団体などのパートナー）への積極的働きかけ
　・ロータリーファミリー連携強化
　・会員増強（退会防止の強化）
以上のほか、イアン・ライズリーRI 会長エレクトによるテーマ講演で、事前原稿に入っていなかったものとして、世界中のロータリー会員122 万人が「一人一本の植樹をしよう」という呼びかけについての説明がありました。「ロータリーが世界で良いことをしようという心の究極は、私たちの地球環境に良いことをしようである」という発想から出たもので、この活動については、今後地区としての方策を考えていきますが、各クラブからもお知恵をお借りしたいと締め括りました。
　午後からは分区ごとに分かれ、各次期ガバナー補佐主導のもと個別の報告や質疑応答等、グループ懇談が行われ、その後本会議場に戻り8 分区次期ガバナー補佐より報告がなされました。そして、服部ガバナーの講評の後、熱い議論の余韻を残したまま、神野ガバナーエレクトによる閉会の点鐘となりました。