2017年4月号
クラブ活動報告
インド訪問報告
愛知ロータリーEクラブ 岡田竜治・鬼丸道代
☆ 2 月25 日(土)荷物31kg と28kg の2 つスーツケース
09:30 大韓航空KE752/481 にて韓国仁川経由にてインドデリーガンジー空港へ乗り継ぎ時間を合わせ11 時間18:20 インド、デリーガンジー空港到着 出口にて現地手配の出迎えと合流、タクシー(TAXI アプリ)を使い約40 分グルーガーオン地区にあるユウヒホスピタリティサービスホテル、チェックイン。周りは住宅街の様子で治安面では恵まれた場所だったと思います。
そこにいきなりイノシシが現われ驚きました。初日ROTARY E CLUB CONNECT D-3012 DELHIの会長 Nischal ニッシェルさんと夕食との約束でしたが、多忙の為会えず仕舞いでした。
ホテルレストランにてうどんを頼みソウルにて購入していた海苔巻きを持ち込み夕食。
☆ 2 月26 日(日)
早朝、ニッシェルさんと対面、日本から持参した土産を渡し朝食へ。地下食堂に下りるといきなりトンカツの朝食。
現地手配のタクシーでリシケシまで移動。7 時間の移動。高速道路では、逆走行、水牛、バイクと障害物だらけ町中にいる牛たち ヒンドゥー教では牛は神聖視されている農耕に使い、牛乳を搾る。牛糞は燃料や家の壁に使います。
ヨガの聖地でありリシケシに到着。
16:30 ホテルチェックイン 星3 つ 予想通りのホテル、箱ベット。バスタオルなし、屋内ボイラーでシャワーだったが使えず蛇口からの行水で済ます次第。
17:00 現地 3080 地区 RISHIKESH CLUB PP のサクマル Gurumal Sukumar さんとホテルにて挨拶。
ホテルの目の前のガンジスにご挨拶。ヒマラヤに源流を持ち、インド北部を流れるガンジス川は、全長約2500km、数多くの支流と広大な流域面積を持つ大河で、ヒンドゥー教徒にとって聖なる川とされています。
飛行機から眺めるガンジスの広大さは圧巻です。天界を流れていた聖なる川が、人々の祈りによって地上を流れるようになり、その巨大さで地上を壊さぬようにシヴァ神が受け止めてくれているとされます。シヴァ神の頭から流れ出る様子が描かれるのはそのためで、ガンジス川自体もガンガーという女神とみなされます。カメラを手にガンジスを堪能していると子供達が集まり始めた。手に箱を持ち小さな花をアルミの皿に載せて売っている。中央のろうそくに火をつけて家族の幸福などを願いガ
ンジス川に流す。
「貴方達にとって100 ルピー(200 円)は、決して大きなお金ではないでしょ、だから買って下さい。これであなたの両親が幸せになれるから」とせがむ子供たち色々と話しをして「またね」とあしらいその場を立ちました。
ヒンドゥー教の聖地の中の聖地、シヴァ神の聖都、ヒンドゥー教の信仰によればガンガーの聖なる水で沐浴すれば、すべての罪は浄められる。ここで死に、遺灰がガンガーに流されれば、輪廻からの解脱を得るという。これがヒンドゥー教徒にとって最高の幸せだそうです。年間100 万人を超える巡礼が訪れるという。
19:00 乗ってきたタクシーを使いHOTEL AMARIS 例会場で野菜スープを飲みながらメンバーの集合を待つニッシェルさんと同じクラブであるイタリア人Canti Carla Ms と対面20:00 3080 地区Rishikesh ロータリークラブ例会参加 鐘が鳴り 国家斉唱(19:70 よりスタートし現在70 名のメンバー Deepak Kumar Tayal 会長)
会長挨拶、ビジター紹介、バナー交換と同じスタイルで進め、次回行われる祭りの進行役を決定していました。
鐘が鳴り閉会。カレーを食べながら懇親会。
PP サクマルさんが営む学校の校長先生(滋賀県龍谷大学と静岡大学で学ぶ)と対面22:00 閉幕ホテルに戻る
☆ 2 月27 日(月)
07:00 トーストでホテル朝食
ガンジスでは沐浴する風景を見学する事が出来ました。
服を脱ぎ、足から清め身体全部を頭まで潜り、口を清めます。(その後、服を洗って着治す姿を見ました。)
08:00 サクマルさんとTea の約束 ( まさかのカレー朝食) 朝食後サクマルさんの寺院を見学。
ガネーシャ、クリシュナ、ヴィシュヌなどの神々を艶やかに飾られ敬われていました。
サクマルさん経営の学校、昨夜お会いした校長との対談の時間を作ってくれました。
ゴミ問題、インド人の人間性の低さ、移民問題、カースト制度の問題を真剣に語ってくれました。
日本からの帰国後真剣に立ち向かった2 年間を熱く語ってくれました。
11:00 テイラー会長店に移動、チャイでの歓迎。
11:30 会長宅側のテンポラリー学校に移動。私共が日本の子供たちから預かった荷物が旅の途中ダメージを受け箱が大破された写真を見せられました。心に痛みを感じました。少し汚れていた靴も綺麗に甦っていました。大破してしまった荷物も地元リシケシロータリークラブメンバーの手によって綺麗にビニールの袋に入って小分けされていました。
少し学校紹介のPC を見学しながら教室を覗かして頂きました。
服の配布セレモニーの準備をしていると真っ赤な制服を着飾ったちびっ子達が終業前に集まってくれました。
まん丸な綺麗な瞳を持った子供たちが異国人である私達の目を見ながら、Thank you Sir Thank you Mam ときちんとお礼を言いながら服を受け取り帰って行く姿に心を打たれました。
帰りに昨年古着を配布させて頂いた学校の横を通りました。屋根は有りましたが、コンクリート打ちの板場の様な薄暗い場所で昼食を済ませ自分達が食べた食器をすぐ横の溝で流していました。衛生面で考えたら考えられません。
まだまだここにも人の手が必要だと思いました。
ホテルに戻り、夕刻の時間まで近辺を散策しました。
夕刻、ガンジス川岸にてアールティー(ヒンドゥー教の礼拝)が毎日行われます。メンバーの方が席を確保して下さりお香が焚かれて燭台に火が灯され、伝統的なインドの楽器が音楽を奏で始めると、幻想的な光景が闇夜に浮かび上がりその中で儀式に参加させて頂き特別にお払いをして身を清めて頂きました。
礼拝後、サクマルさんの案内で夕食を取りホテルに戻りました。
☆ 2 月28 日(火)
早朝、06:30 タクシーにてリシケシより高速を使いデリーに向かいました。4 日目、ベジタリアンからのマクドナルドが恋しくなり寄って貰い朝マックをしました。普通にソーセージエッグマフィンを食べる事ができました。
14:00 デリーのホテルに到着。
夕刻、ニッシェルさんと再会。ホテルの近くにある会員制クラブにてオーストラリア人、アメリカ人、ペルー人のロータリアンとニッシェルさんのE クラブメンバーの方々と懇親会をセッテイングして下さりました。
オーストラリア人のDr.JessieHarman さんはサンデェイゴにて開かれているガバー講習の講師をされた事のある方で私達の下手な英語を優しくお付き合い下さりました。アメリカ人のGlenn Gorly さんとAndrea Gorly ご夫妻は医療系との事で今回は、ニッシェルさんの故郷を同行のペルー人 SolonMunoz Soto Mr. さんは歯科医と行かれてきたそうです。
そこもやはりまだまだ支援を必要としている地区で多くの子供達ばかりではなくお年寄りも必要としているそうです。
またニッシェルさんのメンバーの方とも色々と今回のプロジェクトの大切さを語りました。
☆ 3 月01 日(水)
アグラ ダージマハル 訪問
☆ 3 月02 日(木)
ニッシェルさんとリシケシで一緒になったイタリア人のCanti Carla Ms さん同行の基、野外パートスクール訪問。
ホテルから15 分程の住宅街の一角に貧困地区その片隅でマットを敷き整列しながら授業を受ける姿が車の中から観れました。
子供達は、貧困地区の子供達で水道も電気もガスもないバラックで生活、生計は日傭い稼ぎのみだそうです。
車を降り、側に寄り授業風景を見学させて頂きました。高学年の子供達がやんちゃな小さな子供達を真剣に教えていました。
英語、算数をやっていました。授業が終わり私達の相手をしてくれ塗り絵が始まりました。
使いかけの短い色鉛筆やクレヨンで一生懸命色を塗ってくれました。
多くのRTN が訪問し同じことが毎回繰り返されているのだろうが子供達は真剣です。
塗り絵が完成されたものを横に持って来てくれロータリークラブを強調してくれていました。
音楽に合わせてパフォーマンスを見せてくれる子、一生懸命説明してくれる子、皆な綺麗な瞳をもつ子供達でした。
最後にノートを子供達にプレゼントしてお別れをしました。
クラブハウスで昼食を取り、鬼丸さんがドレスを用意する様に指示がされCanti Carla Ms と一緒にショッピングセンターに買出しに出かけました。
ニューデリーでミーテイングがあるからとだけ聞いてジャケットだけで良いと言われながら夕刻出かけました。
デリーから渋滞の中、30 分ニューデリーのメリデイアンホテルに着きました。
直ぐに場違いだと気付きました。
MAJOR DONOR RECOGNITION RI PRESIDENT JOHN GERM & LADY JUDY 大きな看板開演前、新参者の私共は先輩方に挨拶の為に開場入りする形で、多くの方と挨拶をさせて頂きました。
現在のガバナー、過去のRI プレジデントカルヤン・バネルジー氏一緒にプロジェクトをしている日本のRTN だと紹介されながら多くの方と挨拶しながら今回のプロジェクトを説明。
多くの方々に関心を持って頂きました。
そこに我らのトップJOHN GERM & LADY JUDY 氏が現れ撮影タイム。
日本から来たゲストだと言って私達も一緒に撮影させて頂けました。
表彰が始まりレベル1 から始まり最終レベル6 まで受賞者がお見えになられていました。
授賞式が終わり、来賓挨拶等が終わり食事時間になった瞬時に会長のテーブル移動して子供達が一生懸命に塗り絵をした用紙にRI 会長にサインを求めました。会長も驚き喜びながら快くサインをしてくれました。おまけに私共のオリジナルピンを胸に付けて頂き最後に記念撮影をして下さりました。
サインしてくださった絵は、後にオークションに掛けられそのお金は子供達の文具に変わるそうです。
多くの方々に私共のプロジェクトを納得して頂き、他のクラブからも次回は一緒にと言う声も頂きました。
インドの最後の夜を大変有意義な懇親の場となりました。
☆ 3 月03 日(金)
最終日、厳重なテロ対策(検査)3 時間前に空港。デリー出発に夕刻便を使い機中泊して3 月04日(土)韓国仁川経由(空港にて炭水化物と野菜をしっかり取りました)にて無事帰国いたしました。
100 聞は、1 見といいますが、全ての事が当たり前の日本。
今回、現地に足入れし多くの事を学び多くの人と触れあい交流しロータリークラブの偉大さを知りました。
まだまだ世の中には貧困で助けを求めている人々が多くいます。
これからもメンバーで協力し合いプロジェクトを継続していく方向です。