ロータリークラブ(国際ロータリー第2760地区 ROTARY International District 2760)

月信WEB

2017年5月号

ガバナーメッセージ

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ロータリーの青少年交換プログラム

ガバナー 服部 良男

17050102_1.jpg 3月27日、28日、29日の国際ロータリー「第30回交換学生スキーの集い」に参加してきました。長野(2600)・愛知(2670)・岐阜三重(2630)・静岡山梨(2620)に青森(2830)、岩手宮城(2520)から交換学生とロータリアン総参加者200名が白馬に集い、白馬RC会員12名でお世話いただきました。素晴らしいプログラムでした。 白馬RCの記念例会、各地区のオリエンテーション、交換学生・白馬高校生との交流会とスキー・スノーボードの体験など、真のロータリアンとロータリーの奉仕活動の神髄を経験させていただきました。白馬RCや関係者の皆様に感謝をしております。
 ロータリーの青少年奉仕プログラムの中でも、青少年交換プロジェクトは、最もロータリーのブランドを生かした、プロジェクトだと思います。
 実は私自身も、高校一年の15歳の8月から、一年間アメリカのイリノイ州のDecaturとう田舎の町に留学した経験があります。時は1967年、アメリカはベトナム戦争の真っただ中、中国では文化大革命の中、江青四人組が幅を利かせた時代です。1ドルは360円でドルの持ち出しには、制限があり200ドルでした。
 9月1日高校に入学すると、「お前は、ベトナム人か?」「中国人か?」という質問をされ「いや、日本人だ」と答えても、まだ日本がどこにあるのか、知らない時代でした。佐藤栄作首相が米国外遊の際、イリノイ州の州都を訪問されそのパーティーに招かれましたが、日本人留学生はたった3人でした。しかし私自身にとっては、アメリカの豊かさ、自由と寛容さを実感する体験であり、一年間で多くの友人を作り、人生で大切なことを学びました。
17050102_2.jpg この体験が、大学を卒業後、1977年から79年まで、アメリカ、エバンストンのノースウェスタン大学の大学院で経営学を勉強する原点であります。そしてロータリーとの最初の接点でもあります。実は、毎日当時の国際ロータリーの本部の前を歩いて通っていました。(今の本部は、アメリカンホスピタルサプライという医療機器メーカーの本社があった所でした。)
 その後日本で日本語学校を開校し海外からの留学生のお手伝いをすることもこの体験がなければなかったと思います。まさに、私自身の人生を変えた留学経験です。もちろん私費留学でしたので、いろいろな苦労がありました。
 しかしながらロータリーは高校生の留学に関してすべての課題を解決、支援しています。世界で最も安全で安心できる高校生の交換留学プログラムです。
 ロータリアンの皆様、誇りと自信を持って、もっと多くの人を派遣し、受入しましょう! 我々の未来のために。 宜しくお願いします。