2017年5月号
委員会活動報告Ⅰ
第30回白馬RC主催6地区合同交換学生スキーの集い報告
地区青少年交換委員会 委員 吉岡秀記
白馬RC主催の「第30回交換学生スキーの集い」が3月27日から29日まで長野県白馬村にて開催された。今年は記念すべき30周年を迎え、参加者は記念すべき節目を機に相互理解と世界平和を推進するロータリークラブの精神を元に新たな仲間との絆を深めるべく清々しい白馬の地で地域・国境を越えた交流の輪を広げた。愛知、岐阜、三重、静岡、山梨、長野、青森、岩手、宮城の6地区9県の学生とロータリアン、そしてアメリカ、カナダ、ブラジル、フランス、スイス、ドイツなど9か国のインバウンドら総勢約200名が一同に会した。この集いは、もともと2760地区が中心となって日本人を含む交換学生の交流会を始めた事に周辺地区が賛同し次第に拡大し、今回は最大規模での開催となった。
28日は宿泊先の白馬東急ホテルで開会式が行われ、参加者は地元の白馬高校生と岩岳スノーフィールドでスキーとスノーボードを通して交流した。岩岳スノーフィールドは今シーズンの営業を終了していたが、この集いのために全面協力し貸切でゲレンデを開放して下さり学生たちの歓喜がこだました。学生たちの中にはスキーが初めてという子のみならず、初めて雪に触れたという来日学生もいて晴天に恵まれた白馬の雄大な雪景色を満喫した。また、白馬高校の生徒やインストラクターのサポートを受けながら斜面を滑るなど大いに楽しんだ。
夕食後は各地区に分かれて、この8月から派遣を控えた派遣候補生たちが準備してきたパワーポイントを使用した英語による自己紹介のトレーニングを行った。これはステイ先のクラブで卓話やホストファミリーとのコミニュケーションにすぐに役立つもので、派遣候補生たちは私達委員会の厳しい指導にもめげず、真剣に取り組む姿勢が印象的だった。また、来日学生たちも派遣候補生に自己アピール法をアドバイスし充実したプレゼン練習会となった。
各地の青少年交換委員会がこの広域開催の集いという取り組みに注目しており、視察に訪れる地区もあり、40周年に向けてさらに充実し発展する事が望まれている。