クラブ事業報告

地区補助金を活用した社会奉仕事業「丸の内小学校開校記念演奏会」

開催日:2023-11-22

名古屋中RC 社会奉仕委員長 原島 正

  • 地区補助金を活用した社会奉仕事業「丸の内小学校開校記念演奏会」

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  • 地区補助金を活用した社会奉仕事業「丸の内小学校開校記念演奏会」

    報告者 : 原島 正

 2023年11月22日(水)、ロータリー財団地区補助金を活用した社会奉仕事業「丸の内小学校開校記念演奏会」を実施しました。
 1871年に設立され名古屋で最も古い歴史を有する名城小学校と1961年に名城小学校の分校として誕生した御園小学校が統合され2023年4月1日に開校した丸の内小学校の開校記念式典において、名古屋フィルハーモニー交響楽団所属の演奏者9名による演奏会を開催しました。その中で、丸の内小学校の新校歌を生演奏で児童が合唱、併せて、名城小学校、御園小学校出身の中クラブ会員が、児童に対して、両小学校での思い出、統合後の新小学校への期待を伝えるという内容です。
 中クラブ会員のスピーチは、杉浦会長の挨拶に続きおこなわれ、名城小学校出身の吉田治伸会員からは、概略「優秀な子の多かった名城小学校で知り合ったたくさんの友達は私の財産です。皆さんには、新たな丸の内小学校の歴史をつくって欲しい」とのお話を、また、御園小学校出身の山田順一郎会員からは、概略「66年前、私が小学校3年生のときに御園小学校に転校したが、アメリカに戦争で負けてから12年程しか経っていなかったにもかかわらず、校舎は鉄筋コンクリート造りであり、当時としてはトップレベルの設備を備えた小学校だった。これからの日本を支える皆さんには、世界平和に貢献できる人物になって欲しい」とのお話を頂きました。いずれも、両小学校の良さ、歴史や伝統、地域とのつながりをより良く理解してもらうに十分な内容のお話であり、子どもたちは、興味深げに聞き入っていました。
 演奏会は、保護者にも鑑賞頂くために、低学年向けと高学年向けの2回に分けて実施し、ベートーヴェンの「七重奏曲作品20第6楽章」を含む4曲を演奏頂きました。終了後の子どもたちの顔はどれも満足げで、友達と感想を語り合いながら会場を後にする子どもたちの姿は、一流の演奏者による生の音楽、芸術に触れたよろこびに溢れていました。
 演奏者の伴奏による新小学校校歌を、児童、保護者の強い要望により、式典中のみならず演奏会の最後に、再度、合唱しました。一流の演奏者の伴奏の下、子どもたちがこれまでの練習の成果を発揮して明るく元気よく合唱するさまは、圧倒的な迫力であり、両小学校が新小学校として融合したことを強く実感させるものでした。
 最後に、本事業の準備・運営にご尽力頂いた皆様に厚く御礼申し上げます。