【講演】東日本大震災 警察官の活動(田原ロータリークラブ)
田原警察署 署長 苅谷 充規氏
警務課 古林 昌明氏
3.11発災直後から出動し、72時間以内に救出すれば生存率も高くなるので、1時間後には被災地に向け出発いたしました。捜索ではなく、救出なので少しでも早く行動することが大切になります。5日間の活動で、3日分の食料と水しか持ってなくて、残り2日間はカロリーメイトとかで凌いでおりました活動中も余震が凄くて、かなり大きな揺れも経験しました。最大の揺れは震度6の余震で、立っているのも出来ないくらいの揺れでした。ガソリンも調達に苦労したんですが、いくら警察といっても多く使うわけにはいきませんから、バイクで移動しながら情報を得ていました。遺体捜索も、自衛隊がしてくれるんですが、遺体を扱うのは警察になるので、私たちが遺体を清水で洗って若い隊員にも遺体の扱いや気持ちをもってやることを指導しました。でも現場は精神論だけでは無く、感染症予防などの指導もしていきました。今回の、被災地での活動は多くのことを学びました。また、日頃から地域の方々にも警察の活動に、ご理解を寄せていただき、地域住民の方たちの為に、頑張ってまいりますので、今後もよろしくお願い致します。