ロータリークラブ(国際ロータリー第2760地区 ROTARY International District 2760)

月信WEB

2017年8月号

【特集2】地区公共イメージ向上委員会2017-18 年度の取り組みについて

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公共イメージ向上委員会 委員長
池森由幸


 2017-18 年度2760 地区公共イメージ向上委員会として、地区研修・協議会指導者会議で、何故、今、ロータリー活動に関する公共イメージ向上が必要なのかという点について、イアン・ライズリー2017-18 年度国際ロータリー会長のエレクトテーマ講演を引用してお話をさせていただきました。

その中で、

男女会員数のバランスの問題
ロータリアンの平均年齢の高年齢化の問題が挙げられていました。

 特に我が国では、その背景に人口動態の長期にわたる低落化があります。この社会状況の変化は容易に改善されるものではありません。経済も人口も右肩上がりであった時には、ロータリーも、知ってか知らずか、その波に乗って会員数が増え、活動も活発でした。しかし、これはこの社会的背景に支えられていたに過ぎなかったと言っても過言ではないでしょう。成長期には、この社会的背景が成長の本質であることに気が付きにくく、それを引きずるように今でも社会的な背景を適切に評価しきれてない成功体験から抜けにくい状況になっています。それ故に、ロータリーも自らがその対応策に乗り出さないと、この大きな波に飲み込まれてしまう事は明白です。
 因みに2760 地区のロータリー会員数は、日本の生産年齢人口と比べても、2012 年からその減少に歯止めがかかっていますが、ロータリー会員の絶対的な数を維持するのには限界が迫っています。

そこで求められるのが「変化」です。

p13.jpg この「変化」は、今までのロータリーを否定するものではありません。ロータリー活動を、より多岐にわたる「広報活動」によって一般の方に知らしめる必要があります。国際ロータリーでも、「広報」にあたる「PR:Public Relations」と言う言葉を、より「具体的」に「判り易く」するために「公共イメージ向上:Enhancing publicimage and awareness」と言う言葉に置き換えて使うようになっています。このフレーズを訳すと、「一般の方から見たロータリー活動のイメージをより高めることであり、そして、それが一般の方に共感を持って受け入れてもらえるようにすること」と言うことになります。
 この、「公共イメージ向上:Enhancing public image and awareness」を成し遂げるには、今まで以上に積極的に「奉仕活動」に自ら動くことが求められます。また、その「奉仕活動」も一般の方に知らしめなければ共感を得ることが出来ませんので、どのように一般の方に周知していくのかが大きな課題になります。

 そこで、公共イメージ向上委員会では、まず、地区内クラブ会員へ「公共イメージ向上」に関する「この考え方」と具体的な手法についての情報提供を差し上げる機会を多く作りたいと考えています。そのために、各クラブをご訪問して卓話等を通じて、会員諸氏のご理解と、ご協力をお願いしたいと思っています。

また、今期から本格的にマスコミへの情報提供も行いたいと思います。

 それは、各クラブで計画されている社会奉仕事業は各クラブでも独自にマスコミにニュースリリースなさっていることと思いますが、地区の公共イメージ向上委員会でも、地区内各クラブから、その社会奉仕事業の概要をお知らせ願って、それをまとめて、毎月、地区内マスコミにニュースリリース発信していきます。また、年に5回はプレスセミナーを開催して、直接マスコミの方に社会奉仕事業の内容をご案内していきます。各クラブの担当者にもご案内差し上げますので、プレスセミナーにご参加いただいて、直接、マスコミの方々に詳しくご説明して下さる機会としてご活用いただければ幸いです。

皆様におかれましても、奮ってご協力の程お願い申し上げます。