ロータリークラブ(国際ロータリー第2760地区 ROTARY International District 2760)

月信WEB

2017年10月号

指導者育成セミナー報告

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2017 年9 月9 日(土)
於:名鉄グランドホテル


地区研修実行委員長
早川和男

 2760地区の本年度の『指導者育成セミナー』が9月9日(土)午後2時30分より名鉄グランドホテルで行われました。出席者は地区内クラブの会長の皆さんで、講演者として第2ゾーン公共イメージコーディネーターで横須賀ロータリークラブの渡辺治夫様をお迎えしました。
 初めに、近藤研修委員会委員長の講演者紹介に続き、渡辺コーディネーターが「クラブ運営とロータリーの多様性」という演題で講話をされました。その内容の要旨を書いていきます。
 初めに、ゾーンという区域分けについてとゾーンコーディネーターの役割について話されました。また、ロータリーの根本は一つ一つの「クラブ」であり、そのクラブ運営こそがロータリーの根幹です。ところがそのクラブ運営に昨年、革命的なことが起きました。それが規定審議会によるクラブ運営に大幅な柔軟性を認める決定です。
 なぜこのような決定がなされたかというとロータリーがこれからの時代に対応するためであり、ロータリーの未来に対しての備えであろうとのことでした。
201710_17_02.jpg 会員数の減少や平均年齢の高齢化の問題に悩む国のロータリークラブにとっては、例会方法、会員資格、クラブへの参加方法などについてクラブが決定できる柔軟性が多ければ多いほどクラブに活気が生まれ成長する傾向にあると話されました。
 次に、柔軟な発想を持つことができなかった企業の失敗例、持つことが出来た企業の成功例を挙げて柔軟な発想の大切さを話されました。
 次に「ロータリーの多様性」ということで役職や経歴などの限定的な条件がなくなった事により、ロータリアンがどういった人の集まりなのかが前面に押し出されたことになりました。そして、ロータリーの多様性と可能性を広げるには女性会員の比率の向上を目指すことが必要であるとまとめられました。そして、戦国大名の黒田勘兵衛の「水五訓」を柔軟性と多様性の重要性ということの例に出して話されました。
 聞かれた地区内クラブの会長の方々からは、「とてもわかり易い話だったので感動した」「特に物は見える角度により異なるという話、また、水五訓などを例に出されて話されたので、通常は聞いていてはわかりづらいところが頭の中できちんと整理されたような気がした」との声が聞かれました。
 その後、神野ガバナーよりお礼のご挨拶があり、午後5時に閉会しました。