2018年1月号
青少年交換委員会
青少年交換委員会 副委員長
吉岡秀記(刈谷RC)
当地区に本年度はアメリカから4名、フランスから2名、カナダ、スイス、フィンランド、ブラジルから各1名づつ計10名の高校生が交換学生として来日してはや4ヶ月。
世界のロータリー交換プログラムでは、インバウンドの学生向けに各地区においてそれぞれ研修旅行を企画することになっている。当地区の青少年交換委員会は、8月の来日以降だいぶ日本での生活に慣れてきたインバウンドたちにディープなJAPANを体感させるべく"おおさか"に12月3日から2泊3日で引率した。
先ずは"ミナミ"。心斎橋で人の波に洗われ、道頓堀のグリコサインに大歓声をあげ、本場たこ焼きに舌鼓を打ち、アニメで有名な鶴橋のサブカルチャーにテンション最高潮。通天閣でコテコテの大阪あきんど魂に仰天し、立ち食いそば屋や人で溢れている小さな飲食店が裏路地にひしめく下町新世界を散策。二度づけ禁止発祥の地でたらふく串揚げを楽しんだ。近代都市大阪の表からは分からない下町の庶民的な側面をたっぷり堪能した。翌日は一転、クリスマス色にきらめくUSJ。皆大はしゃぎだったが特にユニバーサルスタジオに行った事が無いヨーロッパからのインバウンドには大好評。最終日はディズニーアート展開催中の大阪市立美術館と四天王寺参拝。日本の歴史文化とアートを丁寧に学んだ一日となった。
インバウンドたちの日本語力は高まってきており、我々委員とのほとんどの会話が日本語で出来るようになって来た。出身国が異なる学生同士の会話が英語ではなく、日本語で行っている事さえある程。ロータリアンの皆さん、彼らを見かけた時には是非日本語で声を掛けてあげて下さい。また、彼らの出身地区と当地区が交換しアウトバウンド留学生として送り出している高校生からはレポートが毎月届く。ほとんどのアウトバウンドが現地語習得に日々努力しており苦戦中の子もいるが、スポーツなどを通して友情を深めているとの事。折り紙や料理などを披露する事で、現地のロータリアンとの交流も楽しんでいる様子。
インバウンド、アウトバウンドの学生たちがホストファミリー、学校、ホストクラブの皆
様方のご支援に支えられて2760地区での充実した生活を送ることが出来ていることに、心から感謝致します。