2018年5月号
国際ロータリー第1・第2・第3ゾーン会員基盤向上セミナー(3/27)
2018年3月27日(火)
於:ホテルオークラ東京別館 アスコットホール(東京都)
次期地区ポリオ・プラス/職業研修チーム委員会 委員長
福田 哲三(名古屋和合RC)
今回も日本全国から地区ガバナーやガバナーエレクト、ガバナーノミニー、地区ロータリー財団関係者たち約200名が参加して、テーマごとに熱心な発表が行われました。
開会に際し、舟木第2ゾーンR財団地域コーディネーターから「昨年は日本全体で(年次基金)寄付ゼロのクラブがゼロになりました。これは世界で初めてです」との画期的な報告とともに、グローバル補助金のさらなる活用など今後の課題が示されました。続く斎藤RI理事からは「今年も寄付については順調ですが、今後も努力を続けてほしい」、また石黒RI理事からは「理事会ではフリートーキングの場面が多い。斎藤理事と二人で積極的に発言しています」とのご報告。さらに北R財団管理委員からは「『未来の夢計画』が始まって5年ですが、今後5年はさらなる改善に向けて大事な年となるでしょう。補助金、特にグローバル補助金の活用をめざし地区同士、クラブ同士、会員同士で情報を共有していきましょう」とのお言葉。
また田村第3ゾーン次期R財団地域コーディネーターからは去る3月に行われたエバンストンでの「地域リーダー研修セミナー」の報告がありました。セミナーでは世界すべてのゾーン地域コーディネーターたちがそれぞれ連携する重要性を再確認したとのことです。
そのほか池田第1ゾーンR財団地域コーディネーターからは日本の寄付目標、辰野ロータリー平和センター・ホストエリアコーディネーターからは「平和への人造り」についての発表、また当地区の中村R財団委員長ほか計5名の地区財団委員長たちによる現状報告と今後の取り組みの発表が服部第2ゾーンR財団地域コーディネーター補佐(当地区直前ガバナー)の司会で行われました。
後半には、エンドポリオに関して第2750地区が実施したインドでのワクチン投与活動のビデオ発表と、ポリオサバイバーである稲村敦子さんによるスピーチがありました。彼女の「ポリオ病との戦い」という実体験に基づくお話は、ポリオが過去のものと感じてしまう我々日本人に「ポリオはまだ身近な存在」であることを再認識させてくれ、また地球上でポリオ患者をなくすことの意義を改めて教えてくれました。会場全体が衝撃と決意に包まれた瞬間でした。
さらに約30分の質疑応答では「災害時の緊急支援にグローバル補助金を使えないか?」「地区補助金への分配比率を50%から70%に引き上げてもらえないか?」等につき、清水RI日本事務局財団室長と北R財団管理委員から丁寧かつ熱心なご説明をいただきました。最後に、藤居トロント国際大会推進コーディネーターによる「2000人を目指そう!」(現在登録1800名弱)という参加呼びかけの後、三木RI理事エレクトの「今後も日本の存在をアピールしていきましょう」という講評を受けて閉会しました。