2018年6月号
「ロータリー親睦活動月間」に寄せて
パストガバナー(2014-15年度就任)
近藤 雄亮(名古屋瑞穂 RC)
国際ロータリー戦略計画には実践項目として「クラブのサポートと強化、人道的奉仕の重点化と増加、公共イメージと認知度の向上」があり、それを5つの中核的価値観「奉仕、親睦、多様性、高潔性、リーダーシップ」をもって進めていくとあります。
ロータリーの発足当時から113年が経過した今日までロータリーはこの親睦を大変重要視しております。そして現在では毎年6月を親睦活動月間として親睦を奨励しております。
では、この親睦は何時どのように生まれるのでしょう。私は集まって語り合い、お互いを知り合った時に生まれると思います。
ロータリーは親睦活動月間について「レクリエーションや職業で同じ関心を持つロータリアン同士の国際的な親睦と親善の重要性を認識し、親睦活動への参加を促し、親睦活動プログラムへの理解を促すための月間である。RI理事会は、プロジェクト、活動、行事を通じてこの月間を祝うよう、これらのグループに奨励している」と言っております。即ち世界で共通の趣味を持つ人達、あるいは同一の事業、専門職または職業分野を持つ人達が、グループ活動をすることによって世界理解を推進し、奉仕の機会をもつことが出来るよう、多国間にわたっての親睦活動を行うことだと言っております。
ロータリー親睦活動の歴史は古く、1928年エスペラント語に関心を持つロータリアンが集まったのがきっかけと言われています。その後1947年にボートに関心のあるロータリアンが国際ヨット親睦グループを結成しました。現在では74のグループがあります。
このロータリー親睦活動はロータリアン、家族、学友、ロータリープログラム参加者などが参加できます。毎年RI国際大会では親睦活動の展示用ブースが提供されており、仲間同士親しく話をしている光景がみられます。ロータリアンの国際交流をはじめ、通常経験が出来ないような体験をすることも可能です。トロント国際大会ではこういったブースに立ち寄り会話をすることも楽しみの一つではないでしょうか。