名古屋大須RC
国際奉仕活動
開催日: 2018年12月~2019年3月
【告知】「ミャンマー難民孤児生活環境改善支援並びに講演会」について
名古屋大須RC
渡辺観永国際奉仕委員長
2018-19年度名古屋大須ロータリークラブ(松本哲朗会長)は、地区補助金を活用し、ミャンマー国マンダレー市域にある内戦孤児院への設備支援(2018年12月完成見込)と国内中学生向けの国際理解教室(2018年12月26日)を実施します。
ミャンマー内戦は70年に及ぶ長期間継続しており、現在も深刻な問題となっています。
クラブとしては、ミャンマー米山学友からの支援要請をきっかけに、本年3月現地孤児院を訪問、食堂建設・水タンクなどの設備支援を決定いたしました。このことを通じて、内戦孤児の教育(識字)活動推進、水問題の改善、更には同国の将来的平和維持に役立てることができると感じています。
孤児院に保護されている子ども達は3歳から17歳の男女です。孤児院にいる子ども達は、全員出家沙弥となっており、それにより托鉢喜捨による生活支援など最低限生活保障の他、篤い信仰心のおかげで、子ども達が不当な環境下に連れ去られてしまうことを防止しています。無論、孤児院の生活は潤沢なものではなく、残念ながら脱走や戦地へ戻ってしまう子ども達もいるとの説明でした。
これらの現実は重たいものですが、それでも現状を良い方向へと打開していこうとする姿勢は、日本の子ども達にも是非知ってもらいたいとの観点から、2018年12月26日に名古屋石田学園星城中学校で、ロータリー国際理解教室「ミャンマーの内戦孤児を救うために」を開催します。現地の孤児院に関わっているミャンマー人米山奨学生(2580地区)による基調報告の他、紛争後平和維持活動をテーマに中学生と米山奨学生、ライラリアン、ロータリアンがグループに分かれて討論をいたします。回答のでない問題に対して模索する勇気と智慧を中学生達に感じ取ってもらえればと思います。
現地での完成確認を2019年3月に実施、図書などを寄贈します。
見えぬ未来を平和に向かって道をきりひらいていくミャンマー内戦孤児たち、ミャンマー米山学友、日本の中学生、若者達に拍手をお送り下さい。