クラブ事業 告知・報告

豊橋RC

国際奉仕活動

タイ国北部山間部における山岳民族定住化支援事業

開催日: 2018年11月15日~19日

toyohashi20181115_asakura.jpgタイ国北部山間部における山岳民族定住化支援事業


豊橋ロータリークラブ
浅倉 伸治
(国際奉仕委員会 委員長)

2018年11月15日から19日にかけて、タイ国北部チェンライ県ラックペンディング村周辺地区いおいて、地区補助金を活用した、山岳民族定住化支援事業を行ってまいりました。この活動は1995年にタイ国・バンコクにおいて、最後の開催となったロータリーアジア大会において、環境問題を考察する勉強会の報告者であったプラティープ博士(元タイ農林省官僚)との交流をきっかけに、その環境改善活動、土壌改良活動に対して支援を始めて以来、20年の歳月が経過しました。

この間、定住をしない山岳民族に対し、それまで焼き畑農業による森林破壊を抑制し、定住化による安定的な生活環境を提供するための指導などを行い、それまでの農耕によって失われた緑の山々に植林などによって、環境負荷低減にも好影響をもたらしました。

支援事業を開始以来、今年で20年目の節目を迎えるにあたり、この活動の今後の在り方について、地区内10校の小中学校から集まっていただいた教員の皆さん20数名とともに、討議を行いました。
その結果、土壌改良、森林保全への意識は高まり、環境負荷の低減については大きな効果をもたらし、また地域の児童の学力レベルも国内上位に位置するまでに発展を遂げたものの、一方では地域産業の伸び悩みにより、優秀な人材が都会へ流出し、地域経済の発展においてはまだまだ道半ばという回答が出され、故郷に新たな雇用や産業の創出にはいましばらくの時間がかかるので、継続的な支援をお願いしたいとの、現地からの要望も出されました。今後はこれらの諸問題に対して、どのように対処していくのかが課題です。

最後にこれまでの友情を温め、昨年、一昨年に寄贈した資器材で、現地で栽培された果実や野菜を食品として加工した製品を堪能し、再会を約束しました。

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