クラブ事業報告

補助金事業報告

開催日:2022-04-03

名古屋城北RC 竹内淑江

  • 補助金事業報告

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    名古屋城北RC会長 竹内淑江

2022年4月3日(日)名古屋市北文化小劇場にて、名古屋城北ロータリークラブ主催の地区補助金事業「HAPPY DOW’s SHOW!」を開催しました。当日は小雨で肌寒くはありましたが、子どもたちの発表会に合わせたように桜満開の中、感染症対策も全員で徹底して開催することが出来ました。

この事業は、2020年に当クラブの事業を偶然見に来られたダウン症のお子様を持つ聾の方が当クラブに「ダウン症児者によるダンス発表会」への協力を打診されたことから動き出しました。その後ダンスの先生、手話通訳の方の助力のもと聾の方、そしてロータリアンとで何度も打ち合わせ、練習会場探し発表会場探しから日程調整を行い、9月から全17回の練習を経て今回の発表会を行うことが出来ました。
ダウン症児者の方々と一口に言ってもそれぞれ症状に差があります。その違いを認めあいながら、全員で一つのものを作っていくには気長さが求められました。90分の練習時間の中で、集中できる時間の配分と気持ちをまとめる先生の配慮と熱意には頭が下がる思いです。
 
当日はお配りしたほとんどの方が楽しみにご来場され、とても熱気を感じられる空間になりました。約1時間半の公演でしたが、皆さん練習の成果を発揮し、素晴らしいステージになったと思います。練習を始めたころはほとんどできなかったダンスやフォーメーションを、皆さんに見ていただけるレベルまで練習を重ねた演者の皆さんの努力の結果だと大変感動しました。
 
またクラブの大半のロータリアンが参加をし、設営の準備や駐車場の案内、受付や座席案内、看板の設置、片付けに至るまで雑事はほぼ自分たちで行いました。
おかげでクラブとこれまで交わることの少なかった地域の障がいを持った一部の方々との絆も生まれ、ロータリーを知らなかった皆さんにも、ロータリーを身近に感じでもらえるいい機会になりました。
 
舞台に実際立ったダウン症児者の方からは「ダンス楽しいです。発表会楽しいです」「おもしろくて、おしゃれな時間でした」などのメッセージと、たくさんの「ありがとう」の言葉をいただきました。

今回のイベントは皆さんの情熱が企画した我々を引っ張って行ってくれてたように感じています。そして皆さんは今回のイベント終了後も、継続して続けたいと言っていただいています。7か月以上に及ぶ練習を経て発表会を行った経験が今後の人生の糧に少しでもなることが出来ればと願っています。