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Vol.6
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2024.12.01
2024.12.01
Governor’s Message
はや師走となり、街のあちらこちらでイルミネーションが点灯し、ホリデー シーズンが近づいてくるのを日々感じるようになりました。各クラブではご家族も参加しての様々な親睦例会が開かれていることと思います。ロータリーの活 動はクラブにあり、会員の親睦から奉仕が生まれてきます。会員の活動はご家 族の理解から始まります。様々なロータリー活動をご家族の方々に知っていただく良い機会ではないかと思います
12月は疾病予防と治療月間です。寒さの到来とともにインフルエンザの流行する季節となってきました。インフルエンザワクチンの接種は受けましたでしょうか。コロナ流行をきっかけにワクチン接種に社会の関心が集まりました。改めて疾病予防のためのワクチン接種の有効性の理解も広がったと思います。新生児から小児にかけて接種する5種混合ワクチンには破傷風、ジフテリア、百日咳、細菌性髄膜炎など、罹患すると重い障害を残す疾患の予防ワクチンとともにポリオワクチンが含まれています。日本では野生型ポリオは1980年を最後に以後報告はありません。しかし世界のどこかで発症者がいる限りワクチンを打ち続けなくてはいけません。1日も早くポリオのない世界となることを心から願っています。
さて、去る11月9日10日には水野功RI理事をRI会長代理としてお迎えし、国際ロータリー第2760地区地区大会を開催いたしました。多数の会員、ローターアクター、インターアクター、ロータリーファミリーの方々にご参加いただき誠にありがとうございました。1日目には平和フェローとして各国で平和構築にご活躍の大豆本由紀さんから、心のこもった講演をしていただきました。紛争地域で多くの人々が亡くなり、住む家もなく、地域経済も崩壊したなか、直接の戦闘参加者だけでなく、そこに生活する多くの人々を支援している活動の実態を知ることが出来ました。危険な地域で活動されている大豆本様など、多くの方々に敬意を表したいと思います。世界の平和構築プログラムに我々の年次基金がわずかでもお役に立っていることを誇りにも感じました。2日目は春日井泉高校書道部の揮毫から始まりました。「不易流行」は松尾芭蕉が遺した俳諧への箴言ですが、変えてはいけないものと、時代に合わせ変えていかなければならないことを併せて考えることの必要性を今の時代にも伝えています。120年続く ロータリーにとって、変えてはいけない中核的価値観、4つのテストの心と共に時代の変革にそって、まだ見ぬ未 来のロータリアンのためにも変化と調和のバランスをとって変革し、成長していくことはとっても大切なことです。水野功RI会長代理からは、ステファニー A. アーチックRI会長のメッセージにそえ、ロータリーの喫緊の課題である会員増強をはじめ、あるべきロータリーの姿を格調高いお言葉でご教示いただきました。宮家邦彦氏の「地政学と日本の大戦略」と題する講演は、まさに世界で起こっている政治の変革が同じような基盤から起こっており、我が国にも大きな影響を与えることなど、わかりやすく解説いただきました。この様に地区大会が無事開催できましたことは、ホストクラブである春日井ロータリークラブの加藤久仁明大会実行委員長、青山博徳会長はじめ、一人一人の会員の素晴らしい活躍のおかげです。改めてお礼申し上げます。
次年度に向けてすでに鈴木康仁ガバナーエレクトは、ロータリーに対する深い理解とその素晴らし行動力をもって準備に入っています。皆さんと供に第2760地区のさらなる成長を 願っています。
国際ロータリー第2760 地区
2024-25年度
ガバナー
名古屋南ロータリークラブ所属