24-25
ガバナー月信

Vol.5

2024.11.01

表紙

Governor’s Message

 2024年の夏は酷暑が続きましたが11月ともなり秋の風情があちらこちらで感じられるようになりました。素晴らしい日本の季節の移り変わ りをロータリー会員、ローターアクト会員またロータリーファミリーの皆さまと共に感じながら日々活発なロータリー活動に感謝申し上げます。
 11月はロータリー財団月間です。「世界で良いことをする」ためにロータリーが地域で、世界で様々な奉仕活動をするための資金を集め、管理し、配分するのが国際ロータリー財団です。財団はロータリーの活動の為に設立されている組織で高い透明性をもって運営されています。慈善団体の格付けを行っている米国のチャリティーナビゲーターから16年連続で四つ星の最高評価を受けています。寄付された資金の88%が実際の活動に使われています。チャリティーナビゲーターの評価はそれだけでなく、「コストに対する慈善事業のインパクト」、「透明性、効率性、持続可能性を含む組織のガバナンスと財務の健全性」、「リーダーシップ能力、戦略的展開、内外の変化への適応力」、「全体的な文化とその構成員(会員)やコミュニティとのつながり」など主な四つの指標に基づいて財団の業績を評価しています。連続しての四つ星はロータリーだからこそ出来る活動への評価であり、誇りとするところです。 地区では2023-24年度の財団への寄付は年次基金698,745.81ドル、ポリオプラス基金206,994.02ドルです。恒久基金への寄付を加えて総額998, 183. 03ドルでした。世界で良いことをするために、大きなインパクトを生むた めに、さらに大きなマジックとするための大切な基金です。改めてロータリーにかける皆様の思いに感謝申し上げます。
 財団へ寄付された基金は3年後に5%の運営費を除き、47.5%ずつ地区財団活動資金(DDF)と国際財団活動資金(WF)として戻ってきます。DDFは23.75%が地区補助金として使用でき、残りはグローバ ル補助金となります。WFはグローバル補助金に80%の上乗せをして使用可能です。WF はロータリーフつの重点分野への人道的支援活動、グローバル奨学生、職業訓練チーム(VTT)をはじめ世界規模の人道的奉仕活動に使われ、世界の平和構築に貢献しています。
 最近、ガザ地区で環境サンプルから変異型ポリオウイルス2型が確認され、10ヶ月の子どものポリオ 感染が確認されました。戦闘状態にあるガザ地区で疾病予防のためのワクチン投与が難しくなり、衛 生環境も劣悪となったためと推定されます。このまま放置するとポリオはガザ地区だけでなく瞬く間に 世界に広がるリスクがあります。WHOをはじめとする多数の人々の努力で戦闘は一時中止され、ガザ地区の約56万人の子供達にポリオワクチンが投与されました。ロータリーはこの活動に50万ドルの資金提供をしています。この資金はもちろん皆様会員一人一人の貴重なポリオプラス寄付で成り 立 って い ます。まさに皆様のポリオプラスへの貢献が新たなマジックを生んだものと確信しています。
 また、10月24日開催のポリオ根絶チャリティゴルフ大会には、多数のご参加ありがとうございまし た。2025年5月10日~11日には名古屋栄のエンゼル広場を中心にポリオ根絶のためのファンドレイジ ングとして「ロータリーフードフェスティバル」を開催いたします。ロータリー、ローターアクト、インター アクト、その他ロータリーファミリーの皆さまと共に集い、楽しく語りあい、親睦を深める機会です。多く の人が集まることでポリオ根絶への大きなインパクトを与えることができます。我が国最大のポリオ根 絶のためのファンドレイジングである「ロータリーフードフェスティバル」に参加して、みんなで大きな マジックを実現しましょう。

国際ロータリー第2760 地区
2024-25年度
ガバナー
名古屋南ロータリークラブ所属