国際ロータリー第2760地区 | 豊橋ローターアクトクラブ |クラブ事業報告

表浜海岸清掃

開催日：2024-09-14

豊橋ローターアクトクラブ副幹事　50周年記念式典実行委員長　永田　翔

報告者:永田　翔

豊橋ローターアクトクラブは、初めての地区補助金事業を行いました。日時は2024年の9月14日から15日の2日間とし、内容は表浜海岸の清掃および海洋生物についての講演会を行いました。参加人数は、約100人という多くの方に、ご参加いただきました。

1日目は、まず、バスで表浜海岸に向かい海岸清掃を行いました。3つのチームに分かれた後、各チーム内でゴミ回収の分担を決め、市が定めているゴミの分別方法を順守しながら清掃を行いました。
その後、江比間野外活動センターに移動し、海洋生物や海ゴミについて調査や保護活動を行っている「あかばね塾」という団体に所属している渡辺幸久様をお招きして、ウミガメの生態や漂着ゴミなどについてのご講演をいただきました。講演を受けウミガメと地球温暖化の問題やプラスチック製品の野生生物に対する影響について深く学ぶことができました。
夜にはウミガメの観察を行うために、もう一度表浜海岸に移動しました。9月は既にウミガメが産卵を終え、子供が孵化してくる時期であるため、子供の姿を各自で探しました。残念ながら、ウミガメを見つけることは適いませんでしたが、貴重な体験を行うことが出来たかと思います。2日目は、休憩を挟みながら午前と午後の2回に分けて海岸清掃を行いました。

活動結果として、1日目は約55kg、2日目は約181kgの海ゴミを回収することが出来ました。また、ゴミの種類としてはやはりプラスチック製品が多かったです。日本国内からの漂着ゴミだけではなく、海外の漂着ゴミもありました。海ゴミの分布は、利用者の多いエリアは清掃が行き届いており、ゴミは少ない印象を受けました。しかし、利用者の少ないエリアではゴミの量が多く、一歩進むたびにゴミを拾っているような状況でした。

今回の事業は、海岸清掃による体験や講演による座学を通して、ゴミ問題について学ぶ貴重な機会になったと思います。参加者から来年度以降も続けて欲しいと、お声を頂くことが出来ました。残暑の中、ケガや熱中症などの心配もありましたが、無事成功を納めることが出来ました。
本行事にご参加いただきました皆様、また関係者各位、誠にありがとうございました。