国際ロータリー第2760地区 | 名古屋東RC |クラブ事業報告

名古屋東RCが就学前教育の重要性の講演会を開催

開催日：2025-02-28

名古屋東RC 広報会報委員長　小司博基

報告者:小司博基

　就学前教育の重要性を子育て世代、幼稚園教諭、保育士の方々に再認識していただくためにこの講演会を開催しました。保育士による園児の虐待事案などが報道され、心が痛む昨今に、子育ての意義、重要性を「科学的根拠」に基づいて理解していただくことで、自らの職への誇り、子育ての意義を感じていただけたことと思います。
　とても解りやすい語りで、様々なデータを提示しながらの講演は参加者を引き付け、全ての方々に講演内容が伝わったと感じました。とくに、非認知能力の育成が学力の向上よりその子どもの将来にとってとても大切であるとの指摘は、長期間にわたる調査に基づいての解説が加わり、納得感を得ることができました。
　国内では学力テストなど全国的に実施されていますが、欧米では50年以上にわたり個の幼児期の教育環境から長じての生活能力の在り様までを壮大なプロジェクトチームで調査が実施されています。こうしたデータは圧巻で、幼児期の教育、保育の重要性をあらためて認識することになりました。
　参加したロータリアンの面々も自分の育ち、経歴など振り返り、なるほどと納得された方、もう少しこんなことをしておけばよかったかな、などと感想を述べておられた姿も見受けられました。子育て、幼児教育、保育に関わる方々のみならず、経営者はじめ異業種の方々にとっても興味深い講演会であったと拝察します。