クラブ事業報告

名古屋名北RC 地区補助金事業「災害救助犬PR事業」

開催日:2025-10-19

名古屋名北RC 奉仕プロジェクト委員長 加藤 昌之

  • 名古屋名北RC 地区補助金事業「災害救助犬PR事業」

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    報告者:加藤 昌之

2025年10月19日(日)午前9時から12時まで、名北ロータリークラブは地区補助金事業として、社会奉仕事業「災害救助犬PR事業」を実施いたしました。会場は北区役所事業「キタキタフェスタ」のサテライト会場である北消防署西側駐車場を使用いたしました。北消防署のイベントは毎年開催されており、小さなお子さまを連れたご家族をはじめ、多くの市民(約700名)が来場されます。当日は雨の予報もありましたが、例年と同様、多くの市民にご参加いただきました。参加したご家族は、消防車への乗車体験や救急救命体験、消防署員との交流などを通して防災への理解を深めておられました。
今年は、道路を渡った西側会場において、名北ロータリークラブ会員と北消防署職員が協力し、災害救助犬とのふれあい体験および災害救助のデモンストレーションを行いました。災害救助犬は、地震・台風・豪雨などの自然災害における被災者捜索や救助活動、また認知症などで行方不明となった方の発見に活躍しており、まだ社会的には十分認知されていませんが、東日本大震災や熊本地震、能登半島地震などの災害でも活躍しています。地元愛知県においても、蒲郡市で発生した土砂崩れの際に救助活動を行った実績があり、当日はその際に活躍した救助犬も参加いたしました。
当日参加した救助犬は5頭で、ジャーマン・シェパード1歳牝の「ローゼ」、同じく1歳牡の「スバル」、ラブラドール・レトリバー2歳牝の「つくね」、同じく5歳牡の「ヒージー」、ゴールデン・レトリバー5歳牡の「くう」です。
各犬はそれぞれの個性を生かし、調教師による巧みな訓練成果が披露されました。どの犬も非常に人懐こく、子どもから大人まで優しく接し、災害救助犬とのふれあいやファミリーでの撮影会には長蛇の列ができるほど盛況でした。
これらの災害救助犬は、公益社団法人日本警察犬協会所属の東海警察犬訓練所において訓練を受けており、日頃は一般家庭で飼われている犬たちが、訓練所での専門的な訓練により災害現場で活躍できる救助犬として成長しています。
その姿と調教師の方々の努力に深く感銘を受けました。
災害が多発する現代において、救助犬の育成・訓練環境を整備することの重要性を改めて実感し、今後も地域に根ざした奉仕活動を通じて、多くの市民の皆さまに理解と協力をいただきながら事業を継続してまいりたいと考えております。