2018年12月1日
2018年12月1日
地区の現状について考える
地区大会が終わった。私は大盛況と思っているが、人それぞれの感想であるから評価は様々なことであろう。評価を求めてはいないがガバナーの思いが伝わっていればと思う。そのプログラムの中で地区現況報告として午前と午後に内容を分けて私がする予定であったが、進行時間の関係上、WEB上で伝えますとしたので、ここで報告させてもらうこととする。
ガバナー公式訪問で地区内の各クラブに行きクラブ会長幹事と色々な話をした。
多くの会長さんは、楽しい例会をして多くの会員に毎回出席して欲しいと願っておられた。ロータリーの基本は楽しい例会の運営であるとの思いを強く感じた。例会の持ち方として、食事内容や卓話や同好会の報告など様々な工夫を話していただいた。
私からは笑いは起きるが私語のない例会の実践をお願いした。また今年度に会員のミニスピーチをしているクラブの話も聞けた。会長挨拶にも工夫をされているクラブが多くあった。いずれにせよ、会員とともに例会を通じてロータリーを楽しもうとの気持ちが伝わってきた。
会員増強については全てのクラブで会長の思いをお聞きした。積極的にプロジェクトとして会員増強を図っているクラブや、同好会への誘いをもとに増強しているクラブなどがある一方で、他奉仕団体との兼ね合いや、人口の流出で候補者探しに困っている話も聞いた。
また、良い人がいれば入会を誘うが積極的な増強はしないとか、現状の仲間で十分と言われるクラブもあり、さらに退会防止に努めての会員維持が精いっぱいという悩みも聞いた。
RIの会員増強に逆らってはいけないが、伸ばせるクラブは大いに増強し、無理なクラブは現状維持も止む無しとも感じた。
つまり、無理をして数合わせの増強には走らないで欲しいということである。前にも書いたが会員増強がクラブの弱体とならないことを願う。
そういうことから、クラブ内の研修について伺ったが、ほとんどのクラブで入会後の研修は行われていなかった。新会員の手引きとなるような研修のテキストのようなものを作っているクラブは少なく、多くは先輩会員と食事を取りながら、ロータリーの話を聞いてロータリアンとして成長を望むクラブが多かった。これも一つの方法でロータリーを知る機会となるであろう。
地区では今年度は2月に新会員研修会を予定しているので、入会3年未満の方の出席をお願いし、地区研修委員会から講師の派遣もできるので、活用を考えてもらうように話もした。研修と言うと勉強会となってしまいそうだが、ロータリーの楽しさを早く知るうえで大切なことであると思う。
9月末時点ではあるが当地区の会員数は4,951人となり、日本で1番会員の多い地区となった。113名の増加である。これには他地区の同期ガバナーも驚いていた。数を競っているわけではないが、奉仕の喜びを分かち合い助け合う仲間が増えていることは喜ばしい事であり、各クラブ会長と地区増強委員会に感謝申し上げる。このまま年度末を迎えたいと願っている。
会員増強として総数で仲間が増えているこの地区は、各クラブの奉仕活動の取り組みを踏まえて、とても素晴らしい会員がいる地区であるというのが現況の報告である。