報 告:社会奉仕委員長 渡邊 嘉昭
社会奉仕事業報告
慈友学園の子供たちと、楽しく「森林体験」を実施
今年度の社会奉仕事業として実施しました「慈友学園の子供たちと、根の上高原で森林体験活動」は、8月2日( 土)、好天に恵まれ、子供たちとロータリアンが一緒になって、「森林体験」を楽しみました。
当日の朝、東急ホテルへ集合したロータリアンら18名は、大型バスで慈友学園へ向かい、子供たちと先生の23名を乗せ、一路、根の上高原へ向かいました。
根の上高原までの道中は順調で、10時には根の上高原へ到着し、ここで行事を支援して頂く「水と緑を愛する会」のインタープリター、中電フォレスターの方々の出迎えを受けました。
早速、取り組んだのは、自分たちが食べる昼食の「ピザ作り」。インタープリターの指導で、子供たちとロータリアンが力を合わせて作りました。子供たちは、粉に水を混ぜ、粉だらけになりながら手で捏ね、薄く丸く伸ばして、苦労しながら生地を作りました。これに、玉ねぎ、ピーマン、ベーコンなどと共に、チーズを載せてピザが完成です。皆、頑張って、60枚ほど作りました。一方では、子供たちが「火起こし体験」。火打石と火打鉄とを打ち合わせ、その時に出る火花で火を起こすのですが、これが難題。しかし、2- 3人の子供が着火に成功し、ピザを焼く「ドラム缶の窯」へ火入れが出来ました。
子供たちのピザ作りの間に、ロータリアンが「五平餅」を焼くための「炭火起こし」にチャレンジしましたが、意外に難しく、皆が団扇であおぐこと20分程、ようやく炭火起しに成功しました。
さて、いよいよ「ピザ焼き」です。「ドラム缶の窯」へ入れて焼きますが、これが意外に早く、上手く焼けました。次は、ロータリアンが自ら起こした炭火で「五平餅」を焼きました。まず、素焼きし、これにタレをつけて本焼きです。ロータリアンが顔を真っ赤にして、上手く焼きあがりました。これに加えて、地元の中津川で作ったソーセージも焼き、子供たちは皿を持って列を作り、五平餅とソーセージを受け取って、美味そうに食べていました。それから、「流しそうめん」や「スイカ割り」がありました。これは、子供たちも大好き。皆で楽しく美味しく頂き、お腹は満腹の様子でした。
お腹が一杯になった後は、子供たちが「森の散策」「ボート遊び」「芝生広場で遊び」の3つのグループに分かれて遊びました。森の散策では、草笛作りや水たまりでオタマジャクシを取ったりして都会では日頃出来ない体験をしました。ボート遊びでは、子供たちが元気にボートを漕いで遠くまで行き、楽しんでいました。
この後、小学4年生以上の子供5名とロータリアンが「間伐」を体験しました。まずは、中電フォレスターの方々から、「間伐の大切さ」「安全な行動」についてお話を聞き、全員ヘルメットを被って森へ入りました。最初は、中電フォレスターが、太さ30cm程の木を、安全に注意して見事に伐採するのを見学。その後、子供たちが少し細めの木の伐採にチャレンジしますが、ノコギリが上手に使えず苦労しました。でも、最後には成功し、満足そうな子供たちでした。
この伐採には、ロータリアンも参加。流石に子供たちより一日の長があって伐採に成功し、拍手が沸いていました。
最後は、子供たち全員で、お土産になる「スプーン作り」に取り組みました。スプーンの柄になる木の枝をやすりで磨き、アルミの板を叩いてスプーンの窪みを作り、これを柄に差し込んで、スプーンの完成です。これに、自分の名前を刻んで完成させました。
行事の最後は後片づけです。一日を振り返ってバスへ乗り込み、インタープリターやフォレスターの皆さんにも見送られて、一路、慈友学園への帰途につきました。予定通り、17時前に慈友学園へ到着し、子供たちは、ちょっと疲れたものの満足そうな顔で帰って行きました。ロータリアンは、東急ホテルへ戻り、一日の行事を無事終えました。