ロータリークラブ(国際ロータリー第2760地区 ROTARY International District 2760)

公共イメージ向上委員会

2016/12/06 社会奉仕活動

青い目の人形と答礼人形の歴史シンポジウム開催の報告(豊川宝飯ロータリークラブ)

12月3日に中京大学にて「青い目の人形と答礼人形シンポジウム」が盛会に開催されました。

これは、昭和2年に日米関係の悪化に伴い、両国の関係改善のために米国から青い目の人形が贈られ、そのお返しに答礼人形として海を渡った人形のひとつが「ミス愛知」です。2017年に90周年ぶりに日本に里帰りをすることをなり、里帰り展に向けてのシンポジウムが開催されました。豊川宝飯ロータリークラブとして支援をしています。

オープニングは、親と子のみどりの杜合唱団&愛知子どもの幸せと平和を願う合唱団による青い目の人形新作ミュージカルのテーマソングが披露されました。続いて、名古屋アメリカ領事館の首席領事スティーブ・コバチーチ氏からシンポジウム開催向けたメッセージが寄せられ、読み上げられました。

メッセージには「アメリカ合衆国の日本領事として、愛知県にミス愛知を里帰りさせる運動に参加している皆様に心から感謝の意を表します。90年前にミス愛知をアメリカ合衆国に友好の意味を込め送り出した愛知の人々だけでなく、この素晴らしいプロジェクトでミス愛知を里帰りさせることに参画している愛知の人々にも感謝申し上げます」と暖かい言葉を頂きました。

シンポジウムは、中日新聞情報誌編集委員の木村昭彦氏の「マスコミからみた日米人形交流」と題した基調講演。人形の吉徳顧問の青木勝氏の「新青い目の人形30周年記念行事」の講演、愛知大学文学部准教授の近藤暁夫氏の「ミス岐阜・ミス三重の里帰り展報告」など行われました。

答礼人形ミス愛知が海を渡って90周年にあたる2017年に県内4か所で里帰り展開催を予定しています。開催に向けての募金活動も始めました。県内のロータリアンの皆さんに90年前に日米両国の関係改善を願って海を渡った人形とその後の日本の数奇な運命、それでも続いた人形交流についてより一層知って頂きたいと思っています。

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