グローバル補助金事業(GG1758421)
「台湾の先住民への教育支援」
RI第2760地区(愛知県)
津島ロータリークラブ 寺島淳一
RI第2760地区津島ロータリークラブと、RI第3522地区の台北滬尾ロータリークラブ等6RCとで、昨年9月よりグローバル補助金事業を進めております。
4月23~24日に、津島RCの佐藤敬治会長始め11名が、12年来姉妹提携をしている台北滬尾RCの創立12周年式典への出席を兼ねて、グローバル補助金事業の視察と譲渡式に参加しました。
今回のグローバル補助金事業は「基本的教育と識字率向上」の一環として、台湾桃園復興区の先住民であるアタヤル族の高義國小学校に「デジタル教育」を構築し、1年間の工事の後、各教室にタッチスクリーン、インタラクティヴ(双方向)な教授ソフトウェア、クラウドストレージデバイス(外付メモリー)を搭載した設備を寄贈しました。デジタル教育によって高度な設備の教室で複数の体験学習を行い、遠隔地の学校に通う環境の限界を打ち破り、子供達が学習し、潜在力を発揮できるようにします。また、教師と生徒のための学習基盤が生まれ、教師が生徒の学習成果を診断し、生徒のカリキュラムに対するフィードバックを助け、学力向上を図ることができます。これにより、積極的な学習と競争力を強化し、教師の指導力強化と標準化を促し、子供達の人生に夢を与えることを目的としています。
譲渡式には、台湾第3522地区の郭繼勳ガバナーと台北滬尾RC、台北仁愛RC、台北博愛RC、台北大仁RC、台北華新RC、台北松仁RCのメンバーや、高安邦桃園市教育長、林誠義高義國小学校長等の関係者が集まり、盛大に行われました。
約1時間の式典後、学校主催の懇親会が開催され、テーブルには山岳地帯で採れた猪や野菜の数々が並べられ、学校関係者、ロータリアン同士の親睦をはかりました。
我々日本人は、台湾の豊かさの中にまだこのような現状があることを、ロータリーの素晴らしい活動を通して初めて知ることができたと思います。