22-23
ガバナー月信

Vol.12

2023.06.01

表紙

Governor’s Message

ロータリアンの
結束を深め活動しよう

 いよいよ今年度も最終月を迎えました。今月は今年度のまとめの月であり、目の前には既に次年度のスタートラインが見えています。今年度の活動を取りまとめて、やり残しの無いようにして頂きたいと思います。
 今年度の活動にとって大きな障壁となってきた新型コロナもやっと沈静化の方向に進んでいます。以前よりも自由度の高い経済活動が展開されるようになりました。海外旅行客の受け入れ拡大や全国旅行支援などもあり、国内の経済活動が漸く回復傾向となってきました。
 その一方で最近では、新型コロナに代わる新たな障壁として「国際紛争」が登場してきています。国際紛争は当事国だけでなく、多くの国々に大きな影響を与え、世界の混乱に拍車がかかってきています。貧困、飢餓、難民等の人道的な問題だけでなく、生活必需品が入手困難となり、社会経済への影響等が顕著になってきております。
 国内経済が回復しつつあると言っても、海外では国際紛争の不安があり、国内でも経済回復の陰で生活困窮世帯が多くなってきています。まさに、二極化が進んでいると考えます。我々ロータ ーは、現在置かれている状況を認識し、奉仕活動を進めていかなくてはなりません。一 一人の認識を高め、活動力を結集させて、より良い社会に変えていく事を目指し、どのような活動が必要となるかを考えなければならないと思います。そのためには、ロータリアンの情報交流を図り、組織の結束を高めていく必要があります。それを通じて、ロータリーの持続的な活動が可能になると考えます。
 さて、今月は、ロータリー親睦活動月間であります。私たちが互いに交流し、新しい友情を築き、ロータリーの精神に基づいて協力して活動することが出来る貴重な機会です。私たちは、地域社会でのプロジェクトやイベントを通じて、より強い絆を築き、よりインパクトのある成果を上げることが出来ます。
 また、この月間は、新しいメンバーをクラブに迎え入れ、仲間として、共に学び、友情を育む絶好の機会でもあります。
 ロータリー活動の原点は親睦からと言われています。これからの地域社会に与える影響力をより高めるために、是非、この親睦活動の機会を通じて、協力して活動しながら、互いに学び、成長し、地域社会に貢献するロータ ークラブにしようではありませんか。皆さんの更なるご協力をお願いいたします。
 次年度が皆様にとりまして、ますます実りのある年度になることを祈念しております。末筆ながら、ロータリー活動の更なる活性化と、皆様のご健勝と益々のご活躍をお祈りしております。

国際ロータリー第2760 地区
2022-23年度
ガバナー
名古屋中ロータリークラブ所属
篭橋 美久