クラブ事業報告

ボーイスカウト愛知連盟北斗地区主催イベントにおける奉仕

開催日:2022-08-22

中部名古屋みらいRC 奉仕プロジェクト委員長 橋本和佳

  • ボーイスカウト愛知連盟北斗地区主催イベントにおける奉仕

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    奉仕プロジェクト委員長 橋本和佳

 ボーイスカウト運動はロータリーとほぼ年を同じくする1907年,イギリスから始まり世界中に拡がった,心身ともに健全な人材を育成することを目的とする教育運動で,約2,800万人ものスカウトが参加しています。
 その活動は,自主性,協調性,社会性,たくましさやリーダーシップなどを育み,「一人前」な人を育成することを目指しています。
 当クラブでは,日本ボーイスカウト愛知連盟名古屋北斗地区の活動を支援することによって,地域の子どもたちの健全な成長を手助けする奉仕活動を継続してきました。
 主な実績は,地区ラリーにおけるボルダリング装置の寄贈,救急法・救急章講習会への講師派遣,クリスマス会への音楽の提供等です。
 今年度は感染対策のためグループに分かれてのキャンプについて援助を行いました。
 地区補助金の主な使途はタープの寄贈です。日差しや雨,風などを防いだり,テーブルやチェアを置いて食事をしたりくつろいだりする場所を作れる布状の屋根のことです。それに加えて活動の支援も行いました。
 東区内ボーイスカウト合同隊のキャンプでは「材料切り出し→ツリーハウス製作」「加治田山城跡ハイキング」「川釣り」「火おこし」等を実施しました。
 そのうち「火おこし」は,全国共通ルールの下で材料の調達,かまどの構築,マッチ本数の制限等のもと,かまど上に設置した麻ひもが焼き切れる時間を競うものです。
 計測した時間はアプリで全国のスカウトと競い合います。
 自然と接する機会が少なくマッチを擦った経験もなければ,ましてや薪に火をつけた経験もない子供たちが,初めはマッチの制限本数2本では全く歯が立たなかったものの,マッチ火力の温存をおぼえ,また,着火しやすい木の皮の選定,薪の着火しやすい形状への加工,空気の通り道を工夫するなどを自力で考案してみるみる上達し,計測に臨むことができました。
 このように,屋外活動を楽しむだけでなく生きる力の向上のきっかけともなりました。
 子どもたちの未来のために無償のボランティア指導者で運営するボーイスカウト事業はロータリーの奉仕の精神とも合致します。また,ボーイスカウトは地域に根差しているため,その活動に参画することは,地域社会とのつながりを継続したロータリー活動を発展させることができます。今後ともこのような活動を通じてロータリアンの奉仕の理想を全うできるよう努力したいと思います。