こどもキラキラプロジェクト寄贈
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開催日:2022-10-09
西尾KIRARARC 福西 章人
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私たち「西尾KIRARAロータリークラブ」が活動する西尾市は、愛知県の西三河地方に含まれる市の一つで、愛知県中央部を北から南へ流れる矢作川流域の南端に位置しています。
2022-23年度の当クラブにおける社会奉仕活動として、地区補助金を活用した「こども食堂」の運営団体に対する支援を実施いたしました。現在の日本の社会状況を鑑みると、コロナ禍もあり、日本はOECD諸国の平均と比べて相対貧困率が高くなっています。そうした背景から、ここ数年でこども食堂の活動が日本の社会にとって非常に大きな役割を担うようになりました。こども食堂とは、地域住民や自治体が主体となり、主に経済的な理由で食事が十分にとれない子どもやその家族を対象に、無料または低価格で子どもたちに食事を提供するコミュニティの場を指します。
このような活動をしているこども食堂は西尾市に登録されたものだけで5団体あり(2022年10月現在)、それらの活動を統括し、事務局的な役割を果たしている「フードバンクにしお」への支援が、地域に対し大きなインパクトを与えることのできる社会奉仕につながると私たちは考えました。そしてこのプロジェクトの名称を「こどもキラキラプロジェクト」と定めました。
まず、設備不足により効率的にできていなかった調理を改善するために、フードバンクにしおへ調理機材を贈呈いたしました。それに合わせて、新型コロナ感染症対策として空気清浄機やサーキュレータなども贈呈したことで、より効率的に、かつ安全な調理環境を実現しました。また機材に加え、こども食堂の利用者に配布するための保存食も贈呈させていただきました。現状、西尾市のこども食堂は月に1回程度の開催が多く、保存ができる食材の配布も支援のための重要な要素だと考えたからです。
さらに実際のこども食堂の活動に当クラブメンバーの一部が参加させていただきました。メンバーが支援活動に対する人的援助をすると共に、こども食堂の利用者とも直接コミュニケーションを取ることで、健全な子どもたちの成長を支援することができました。
この一連の地区補助金を活用した「こどもキラキラプロジェクト」での活動をプレスリリースし、地元新聞にも取り上げていただくことで、ロータリークラブの社会奉仕活動が社会へより一層の発信力をもち、かつての日本人が当たり前にしていた「支えあうことが普通であること」という意識の醸成を図ることができたと確信しています。