地区補助金事業「ブックスタートバッグ」
-
開催日：2022-12-22
田原パシフィックRC 社会奉仕委員長 林 邦康
-
ブックスタートとは、「絵本」を通して赤ちゃんと周りの人が心ふれあうひとときを持つきっかけをつくろうとイギリスで始まった活動です。
赤ちゃんには、愛情に満ちた「ことば」の語りかけが大切です。
絵本を開いて読んであげるという事は、赤ちゃんが「自分が愛されている」と思える状態を自然に作りだすことができます。
田原市でも、4カ月児検診のときに行われ、司書・ボランティアが読み聞かせをし、絵本の入ったブックスタートバッグを手渡していました。これは図書館サポーターズの皆さんのおかげであり、その熱意が協力の輪を広げ実施していたことでしたが、残念ながら様々な問題で中断せざるを得ない状況でした。
そこで、地区補助金事業として「ブックスタート事業の再開」に取り組みました。
まずバック製作は、障がい者福祉事業所へ協力を依頼し共に思案した結果、「技能を生かしたバッグ製作をすることで入所者の皆さんが地域貢献を実感できる!」と快諾いただき460個製作していただきました。
次に、ブックスタートの意味と意義を学ぶ講演会を計画しました。2022年10月1日㈯ 田原文化会館に於いて「記念講演会およびバッグ贈呈式」を同時開催し、ブックスタート事業に携わっていた方々や乳幼児を連れたお母さんなどに参加いただきました。また、同席いただいた田原市長にバッグ贈呈することができ、事業の評価をいただきました。
さらに、図書館サポーターズの皆さんが今後も事業継続できるようにアドバイスをするとともに、赤ちゃんとそのご家族様の今後の図書館利用が増えることうれしく思います。
実際に「ブックスタートバッグ」を手渡しする検診にロータリアンが同席することはできませんが、子供の成長を、図書館や市と共に見守り、田原を支える次世代の育成に投資することができた温かい事業だったと思います。
