地区補助金事業「カンボジア・シェムリアップ州の学校教育環境の向上」
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開催日:2023-02-23
一宮中央RC 国際奉仕委員長 伊藤恒二郎
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一宮中央ロータリークラブ(以下、一宮中央RC)は2012年からカンボジア・シェムリアップ州の地域社会の発展のため、断続的に支援活動を行っています。
カンボジア地域社会の発展のために子供たちの教育環境の向上と施設の充実を図り、将来専門職(技術、能力、知識)を身に付けた子供たちが地域社会に貢献していけるように取り組んできました。
現在のバイヨン高校/付属中学校では、生徒数が1000名に対し、国から派遣されている教員が14名で、授業数を大幅に減らしても時間割を組むのが厳しい状況にあることを、協力団体であるカンボジア人材養成支援機構(JST)を通じて知りました。早急に生徒の教育環境の改善が必要な状態でした。
一宮中央RCからは、教員数が少ない状況を乗り越えるために教育のデジタル化の支援活動を行いました。
IT機器の導入支援を行い、教室間でのe-learning授業(1授業を複数の教室で同時に開催)ができるようになり環境改善を行うことができました。
また、今年度は新型コロナ禍が弱まったこともあり2023年2月23日から3日間、現地に赴き、IT機器でのオンライン授業を確認することができました。今回目的の教育環境の向上が実施できました。また生徒たち、職員からも歓迎され、現地の運動会にも参加し、ひとりひとりと交流を行い、生徒たちの笑顔に触れることができたことがなによりも感動を覚えました。
この活動を通じて、生徒たちに新たなIT文化の提供を行うことにより、更に向上した知識をもった生徒たちが、また一歩、将来の地域社会の発展に貢献できるようになることを期待しています。