① 「子ども食堂」の実施(8月21日・12月18日)
コロナ禍で自粛を求められてきた子ども達のために、「食」だけでなく「体験する」ことができるイベントにしようと、ストリートパフォーマーや人形劇団むすび座を招いて実施しました。キッチンカーや屋台では、各お店の特別メニューを提供していただき、プロの味を楽しんでもらいました。また、会長・幹事による「菓子まき」では、空を見上げ歓声を上げながらお菓子をおいかける子ども達と、その様子を写真に収める親や見守っている近所の方々の姿が印象的でした。笑顔の「体験」を取り戻せたひとときだったと思います。
② リモートでの小学生国際理解教室(12月14日)
我々は以前より友好提携クラブである台湾桃園西門扶輪社と両国の子どもたちの国際交流事業を行って参りました。コロナ禍で直接交流が難しくなってからはリモート交流に変更し、4回目となる今回は、更にタイが参加して3か国での交流となりました。当初は各国の小学校1校の参加を予定していましたが、実際にはインターナショナルスクールや幼稚園などかなりの団体がリモートで参加しており、この活動に関心をもつ方々の多さに驚きました。当日は、各国の代表校が学校生活を動画で紹介し、質疑応答を行いました。閉会では籠橋ガバナーにご挨拶いただき、また来年も会いましょうとの言葉でラインオフとなりました。「学問」のみならず「つながり」を実感できたひとときだったと思います。
③ ひきこもり・不登校児を対象としたVtuberによるリモート講演会(12月18日)
学校や社会から身を遠ざけている青少年や更生を目指して進もうとしている青少年に励ましのエールを送るため、インクルーシブの精神をもって、Vtuber懲役太郎さんの講演会を実施しました。質疑応答ではいろいろな意見がでましたが、ある少年の「(生きているのが辛い。)死んだ後にはどのような世界が広がっているのでしょうか」という問いに、「どんなに辛くても諦めたらそこで終わり。俺も何度も終わりだと思ったし、お袋にもすごく迷惑をかけた。でも待っていてくれた。ようやく俺のような奴が出れる時代になった。君もあきらめるな。この辛さがいつか誰かを支えることが出来る」と応えるなど、42万人のフォロワーを持つ彼の経験から滲み出る言葉は参加者に強く響きました。生きていくための「つながり」の大事さを痛感したひとときでした。