23-24
ガバナー月信

Vol.9

2024.03.01

表紙

Governor’s Message

2024-25年度が動き出しました

 2024年の幕開けとともに、国際ロータリーではガバナーエレクトを一堂に会して「国際協議会」が1月8日~12日にかけてアメリカ、オーランドで開催されました。同地区からもガバナーエレクトである吉川公章氏が参加され無事に帰国されました。多くの出会いと学びを得たものと思われ、2024-25年度が待ち遠しいものです。
 その「国際協議会」で次期RI会長ステファニー・アーチック氏は2024-25年度の会長テーマを発表されました。「ロータリーのマジック」(The Magic of Rotary)です。多くの人びとを救うロータリーの力を認識してこれをさらに広げるようにと呼びかけました。それを実現させるか否かは皆さん次第です。プロジェクトを終えるたび、寄付するたび、新会員を迎え るたびに、皆さんはマジックを生み出すのです。また、継続と変化のバランスを取ることの必要性も強調されました。そのバランスを取ることの難しさも理解したうえで、自分たちを変えつつも、自分たちの真の姿に忠実であるべきだと述べられました。
 次期RI会長が述べられる「Magic」とは魔法ではなく、継続と変化(transformation)ではないでしょうか、急速に変化する世界に適応し、奉仕プロジェクトを再構築することではないでしょうか。よりインクルーシブになって参加者の基盤を広げることであり、参加者の積極的な関わりを促す意義ある人間関係、それが「Magic」であり、新たな友情を生み出すものでは ないでしょうか。
 「国際協議会」に参加された本年度のRI会長、ゴードンR.マッキナリー氏はアーチックRI会長エレクトを評して、『人びとを奮い立たせ、大きなインパクトをもたらすリーダーとなるでしょう。成功するためにロータリーが取らなければならない戦略的方向性について、彼女ほど理解している人はいない。』と述べられました。
 続けてゴードン会長は、『よきロータリー会員となることの大きな部分は、継続性を受け入れることです。しかし、継続性とは注意を要する言葉です。「マインドフルネス」という言葉と少し似ています。「マインドフルネス」という言葉を聞くと、脳を働かせて何かをするということを考えるかもしれません。しかし、マインドフル(意識している)という言葉はそれとは対照的 です。それは、五感を駆使して人生を、今その瞬間をフルに体験できるよう、脳に力を与えることです。ロータリーでの継続性は、以前とまったく同じ方法で物事を行うことでも、前任者が始めたすべてのプロジェクトをただ継続することでもありません。むしろ、ロータリーの行動計画に組み込まれた変化の公式を受け入れ、世界に永続的な変化を生み出すことに全力を傾けることです。向上しながら年々ロータリーを前進させることです。
   これまでずっと行ってきたことを実行する組織から、新会員が入会するたび、新しいプロジェクトを実施するたび、友情が形づくられるたびに、新しいものとなる組織へとロータリーの定義を変えることです。』と述べられています。
 この様にゴードン会長が今年度一貫して言ってこられた「継続と革新のバランス」は「Magic」に生まれ変わり、よりロータリーは進化、前進していくものと確信しました。皆さんのクラブも変化を受け入れる、今がその時ではないでしょうか。

国際ロータリー第2760 地区
2023-24年度
ガバナー
豊田ロータリークラブ所属