豊田ロータリークラブ地区補助金事業
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開催日:2023-10-01
豊田RC 社会奉仕委員会委員長 杉原功一
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10月1日(日)のとよた産業フェスタ2023(来場者数91,000人)にて、介助犬PRブースを設け、多くの市民や企業などの団体の皆様に向けて当クラブメンバー、協力団体である一般社団法人豊田青年会議所メンバーと共に、障がい者の手や足となって自立して社会参加できるよう介助犬とをつなぐ日本介助犬協会をPRし、国内で唯一長久手市にある同総合訓練センター(シンシアの丘)の必要性と支援を訴え、グッズ販売、募金活動を行いました。
介助犬は肢体不自由者の手足となり、日常生活における動作の補助をします。さらに介助犬と暮らすことによって、一人で外出することの不安が軽減された、家族が安心して外出できるようになった、などの2次的効果もあり、介助犬を通して社会とのつながりがより深くなることが期待できます。しかしながら国内の肢体不自由者175万人のうち介助犬を必要とする人は1万5,000人いると言われるものの認知度が低く、現在57頭しかいません。また介助犬の育成には特別な訓練を受け、認定をされることではじめて介助犬と認められ、1頭につき約250万円の費用がかかり、その育成のための費用の90%が寄付で成り立っています。
ブースでのデモンストレーションにて介助犬が落としたコインを拾い上げる、車いす利用者の離れた場所に置いたスマートフォンや車いすの下に落とした鍵を口先で取って渡すなど多くの人が見て興味を持ち、記念撮影、募金、グッズの購入など積極的に参加いただきました。盲導犬と介助犬の違いの質問やなぜ介助犬を必要とする人の1割にも行き届いていないかなどの質問を受け、介助犬の必要性を伝えることが出来ました。このような活動を通して多くの市民の皆さんが理解を深め、障がい者の方の自立した社会になると確信しました。