交流会・共同授業・生涯教育 ~名古屋と岡﨑の小学校を繋いで~
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開催日:2024-01-24
名古屋錦RC 石井弘子
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1月24日(水)、岡崎市の下山小学校全校生徒と校長先生、PTA役員ら、28名が、名古屋市北区の川中小学校に来校し、川中小学校と下山小学校の交流会を開催しました。この日は朝から雪が降り、開催が心配されましたが、「子供達が楽しみにしている交流会を中止にしたくない」という両校の熱い思いで実行が決まり、予定より少し遅れての開始となりました。体育館での「始まりの会」では、下山小学校の生徒が壇上で1人ずつご挨拶。その後学年毎に分かれて共同授業となりました。下山小学校の生徒は17名。いつもは複式授業です。同い年の沢山の子供達と一緒に授業を受けるのは、彼らにとって得がたい体験。中学に入ると寄宿生活に入る彼らには大事な訓練です。各教室を見学しましたが、ゲーム感覚を取り入れるなど、工夫を凝らした授業が展開され、子供達は楽しそうに打ち解けています。
下山小学校の特活室をお借りして、名古屋錦ロータリークラブの例会を行い、両校の校長先生やPTAの役員さんら8名をご招待。子供達をサポートする私たちが更にお互いを知る良い機会です。卓話では、私がロータリー・フード・フェスティバルをご紹介しました。ロータリーの奉仕活動を理解していただく一助になれば、と思います。
昼食後、体育館に両校の先生方、PTAの皆様、子供達が集まり、座談会を行いました。子供達の一部は教室で映像を見て参加です。座談会のテーマは「生涯教育」。川中小学校のPTA会長を過去に務めた経験を持つ長谷川周義会員・淺田昌弘会員、加えてカンボジアで孤児院を経営する後藤勇太さんが出演し、司会は乗本奉仕プロジェクト委員長がつとめました。田植・稲刈では、下山小学校の子供達が川中小学校の子供達に農作業を教え、交流会では逆に川中小学校の子供達が下山小学校の子供達のお世話をします。お互いにボランティアをし合っているような関係で、そこから子供達は多くのことを学ぶのですが、座談会の中から、このような学びは子供の時だけするものではなく、大人になってもずっと必要なものだ、と子供達は感じとってくれました。PTAの皆様や先生方、そして私たちロータリアンも、学びは本の中にだけあるのではなく、生涯を通じてあらゆるところにあることを再認識する良い機会になりました。