ロータリークラブ|国際ロータリー第2760地区ガバナーHP

国際ロータリー第2760地区 ガバナー挨拶 国際ロータリー第2760地区 ガバナー・RI会長

 新しい年度がスタートいたしました。ガバナー補佐の皆様をはじめ、地区運営に携わっていただく方省.そして地区内各地でロータリー活動にご尽力されておられます会長幹事及び会員の皆様には、この一年間どうぞよろしくお願い申し上げます。
今、ロータリーは変革のときがきました.特に日本では、近年会員減少の傾向が続いております。この時に臨み、国際ロータリーではr新長期計画(2010年〜2013年)』を具体的に推進し各クラブが積極的に活用されることを熱望されており、これを戦略的計画とも呼んでおります。 一方、2760地区はrロータリー財団未来の夢計画』のパイロット地区として、前年度田嶋労バナーの下,三力年の試行が始まっており、深谷ロータリー財団委員長をはじめ財団役員の皆様の熱意とご尽力により.新地区補助金・グローバル補助金についての各クラブからの申請も順調に進められています。新年度は、この『新長期計画』と『ロータリー財団未来の夢計画』の実践年度であり、その大きな原動力を得るために各クラブが活性化することが肝要であります。
さて、今年度のRIテーマは「こころの中を見つめよう 博愛を広げるために」であります.まずは白分を見つめなおすことからはじめ、私たち人類が同じ夢や希望.問題を分かち合っていることを理解していただきたいということです。そしてカルヤン・バネルジーRI会長は3つの強調事項として「家族」「継続」「変化」を挙げられています。この3つのキーワードを念頭において1年間各クラブで活動していただきたいと思います。
また、地区のテーマは、『会員増強とクラブの活性化』と致しました。地区内会員数500@名以上を目標として.各クラブにおいては次の4つの項目に重点をおいていただきたいと思います。

@退会防止
A女性会員および若手会員の増強
B30名以下のクラブの増強
Cクラブ会員の多様性

昨今の経済情勢の変化による会員減少が大きな課題となっておりますが、日本国内最多会員数を誇る当地区は今後も日本のリーダー的存在として活動していかなければなりません。そしてロータリーの第一標語「超我の奉仕」でこのロータリーを発展させていきたいと願っております。各クラブのご協力を切にお願い申し上げます。

また、重点項目として「社会貢献をする」「ゆったりとおおらかに生きる」の2つの点をあげさせていただきました。私は、アーサーシェルドンの云う「奉仕する・サービス」という言葉を「社会に貢献する」と訳したいとおっしゃった田嶋直前ガバナーのお考えに同調します。人生の晩年は社会貢献すること韻大切です。
人生の指針を見つけることは、大切なことであります。私は古典、とりわけ老子の説く「ゆったりとおおらかに生きる」を究極の人生論と考えております.r老子道徳説』とも呼ばれるこの」「いのちの哲学の中で薦められている四つの生き方の内、「貢献の徳をもって生きなさい。」という教えに注目します。最初の30年間(第1期)は貯白分探し'の時代,次の30年間(第2期)は一白己実現"の時代、晩年の30年間(第3期)は「社会貢献1'の時代として生きるというものです。(『人生の3期説』)
「古典」から人生の指針を見つけることを新しい年の目標としてみるのも,きっと楽しいと思います。21世紀は「心の世紀」と言われています.美しい花を咲かせるには、丹念に水をやらなければなりません。同じように人生に美しい花を咲かせるには、白身を丹念に磨く必要があります。ロータリーはそれを可能にするところです.ロータリークラブは自分を磨くという大きな役割があるのです。「入りて学び、出でて奉仕せよ」という言葉があります。人生で一輪の花を咲かせて.人生の目的を達成したいものであります。