ガバナー月信

Rotary Moment vol.12

2020.06.01

あじさい

音楽寺

音楽寺は江南市内最古の寺です。境内には、地元の方々が丹精込めて育てた33種類1200株のアジサイが栽培されています。梅雨に咲くその艶やかな姿は、訪れる人々の心を和ませる一服の清涼剤になっています。

寺

久昌寺

織田信長の側室「吉乃の方」の墓碑があります。「吉乃の方」は、後の織田信忠、信雄、五徳を産みますが、産後の肥立ちが悪く、永禄九年(1566)5月13日、29歳の若さでこの世を去っています。現在は、前庭を久昌寺公園として整備され、歴史探索や憩いの場となっています。

GOVERNOR'S MOMENT

感謝と次年度へのエール!

―コロナを乗り切るー

私のガバナー任期が残り1ヶ月となりました。当地区がホストのローターアクト全国研修会やホノルル国際大会などの中止になった事業がありましたが、任期を全うできそうです。先輩ガバナーから教えられ、本当に多くのロータリアンに助けられ、ガバナー補佐・地区委員長・各クラブ会長をはじめ全ロータリアンに感謝いたします。

6月はロータリー親睦活動月間ですが、新型コロナウイルス禍の中、活動に制約がかかっている状況です。コロナ前とコロナ後では経済・社会構造は一変する可能性があります。コロナ後はコロナ前に非ずです。コロナ後のロータリーを見極めてください、それがロータリーの中核的価値観のリーダーシップを育成する道であり、それが楽しみであり、ロータリーを継続していただき親睦と奉仕を次年度につなげていただきたいと思います。当2760地区の会員数は3月(最新データによる)に45名の退会に対し4名の入会で41名の減少、4月は15名の退会に対し17名の入会で2名の増加でした。4月末地区会員数は4,898人です。コロナに負けずクラブ内会員が連絡を取り合い絆を深め退会防止し、ロータリークラブが地域で存在感を示していただきたいと思います。先月のガバナー月信に書いたように、“今、ロータリーがロータリアンが試されているのです”。

次年度は地区内52クラブが地区財団活動資金(DDF)を申請し奉仕事業を実施します。それ以外に14クラブが地区補助金を使用しコロナ関係の支援を実施します。地区ではフェイスシールド・プロジェクトを立ち上げ、愛知県医師会に3万セットの寄贈を行いました。そのプロジェクトを他地区同期ガバナーにお声がけしたところ、全国で85万セットの注文があり、医療従事者に対する全国的な奉仕プロジェクトになった次第です。第2760地区が主導し全国にこのプロジェクトが拡がったことはロータリーの醍醐味です。この後、当地区ではフィリピン、マレーシア、ブラジル、ペルーにフェイスシールド15万セットの寄贈を他の20地区と合同でDDFを使い実施します。新型コロナウイルス禍に対して手をこまねいているのはつらいものですが、各地区各クラブは積極的に動いているのです。すばらしい活動です。ロータリーの底力を見た気がします。ロータリークラブの存在意義と究極の目的は、助けを必要とする地域社会に寄り添い支援することです。次年度もぜひ全員で活動を続けていただきたいと切に願っています。

日本は明治維新と第二次世界大戦の二度のパラダイムシフトがありました。歴史上、先人たちは耐え難い社会転換や経済崩壊など衝撃的な出来事に直面しても、既存の制度を再構築し社会を変えてきました。危機の性質は違ってもその時に人間が下す判断の適切性が大切です。私たちロータリーも独自に判断しなければなりません。コロナ後は、活動が制限されるゆえに、人が動くことの付加価値がより高まるのです。また一方で、人が動くことが付加価値の源泉となるアナログの世界では、ZoomやTeamsなどのITによって人が動かずに付加価値創造が可能になる面もあります。この二面性を認識し、ロータリーを希望を持って変えていく必要があります。人は逆境が続くと希望を失ってしまいます。ポジティブな思考を持ち続けられるよう希望のメッセージを奉仕を通じて人々に伝えつつ、みんなが力を合わせてこの難局を乗り越えることをお願い申し上げます。

国際ロータリー第2760 地区
2019-20 年度ガバナー
江南ロータリークラブ所属  伊藤 靖祐

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