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Rotary Moment vol.3
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2019.09.01
天皇陛下御即位奉納曳き
尾張津島秋まつりは、正徳元年(1711年)、笹に傘鉾を出したのが始まりで、10月第1土・日曜日に開催され、山車や石採祭車、神楽屋台などが市中を練り歩きます。ユネスコ無形文化遺産の尾張津島天王祭と共に津島が誇る祭りです。
ユネスコ世界文化遺産 国指定重要無形民俗文化財
尾張津島天王祭、朝祭り車楽舟行事の模様
室町時代から続き戦国武将織田信長も楽しんだと言われ、大阪の天神祭、広島の管弦祭とともに日本三大川祭りの一つに数えられています。
篠田 廣 ガバナー補佐
GOVERNOR'S MOMENT
“Welcome to our D2760! Mr.Maloney RI president”
マローニーRI会長来る!
― 規定審議会の採択(出席要件の緩和)について考える ―
8月8日(木)から10日(土)までマーク・ダニエル・マローニー国際ロータリー会長ご夫妻が我ら2760地区を訪問されました。RI会長が就任早々2760地区を訪問することは初めてのことだと思います。彼によると、9月以降は会長自身が日程を決めることはできないが、7月8月は自分の意思で訪問先を決めることができるそうで、この地区を自分の意思で訪問している、就任後初の海外訪問が日本だとうれしい言葉がありました。いろんな興味と事情があったと思いますが、トロント国際大会とサンディエゴでの国際協議会で冗談でも当地区への招へいをお願いしてよかったなと感じています。しかし、訪問が決まると、RIから訪問・スピーチ・宿泊・食事等にあたってのガイドラインが送られてきて中々厳しいものがあり、またスピーチリクエストも別途提出する必要がありました。それも、ガバナーとして良い経験になりました。
8月8日(木)には財団セミナーでスピーチをいただきました。財団セミナー後に約250名のロータリアンに参加いただいた歓迎晩餐会でもスピーチをいただき、晩餐会受付はローターアクトが担当、また晩餐会でのエンドポリオへの寄付を募ったところ約110万円が集まりマローニー会長に目録を贈呈しました。その企画を翌日とても良い企画だと喜んでいただきました。翌日9日(金)には名古屋北ロータリークラブの例会に出席されご挨拶をいただきました。その後、大村愛知県知事、大島中日新聞社社長を表敬訪問。10日(土)に名古屋熱田ローターアクトクラブの守山区内知的障害者施設への奉仕活動を共にしていただき(現在、RIはローターアクトを重視しています)、徳川園を観光後、夜のデルタ航空便で世界大会の地であるホノルルへ向け出国されました。
そのスケジュールの中で、印象的であった8日の財団セミナーでのスピーチについて述べたいと思います。「Rotary Connects the World」についてマローニー会長の強い想いが込められたスピーチであり、その締め括りは「私たちは変化を恐れずこの先さらに成長していきます」「皆さんと共に世界をつなぐ旅の道を歩きましょう」という言葉です。私は“変化を恐れず”という言葉、そして原文の“Together”という単語が大好きです。どうしてロータリーが114年も続いたのか、それは変化を恐れず変化してきたからだと思います。そしてその変化をみんなでともに支えてきたからだと思います。ロータリーのビジョン声明は”Together“から始まります(日本語訳は”一緒に“という言葉からは始まりません)。つまり、Togetherがキーワードでもあるわけです。
今年4月の規定審議会での決定に出席要件の緩和(欠席のメーキャップ可能期間を前後14日間から同一年度内とする)がありました。この決定はRI理事会で決められたトップダウンの決定ではなく、約530の地区から集まった各地区一人の代表議員(2760地区の代表議員は江崎パストガバナー)による投票で民主主義的に賛成多数で採択されたものです。この採択も変化です。異論反論があることは世界中の誰もが承知ですが、世界のマジョリティが賛成なのです。この緩和でロータリーの価値がディスカウントされるのでしょうか?
同一年度内であればよいわけで、例会の前後14日間でメーキャップすることを否定するものではありません。まさしく多様性の一部でもあるわけです。それをTogetherで受け入れることはディスカウントされることではありません。若くて仕事が忙しい人にもロータリー活動を共にできればという考えでもあります。ロータリーの中核的価値観は、親睦・高潔性・多様性・奉仕・リーダーシップです。この5つの中核的価値観こそが私たちがこれからも大切にしていかなければならない不易です。マローニー会長の考えもぜひ参考にしていただくために、そのスピーチ内容を英語原文と日本語訳を添付しますので、ぜひご一読ください。