ガバナー月信

GOVERNOR'S MOMENT

“ガバナー公式訪問を終えて”

１０月３０日にガバナー公式訪問を終えました。地区内８５全クラブの会長幹事様と懇談をさせていただき大変有意義な時間をもたせていただきました。そして公式訪問では大変な歓迎を受けましたことを感謝申し上げます。ロータリーならではのつながり（CONNECT）で皆様の人柄に触れ、各クラブ運営に感動し、そしてこの地区を盛り上げていく（INSPIRE）ことの価値をあらたに見いだせた訪問でした。

公式訪問例会前の会長幹事懇談会の中で４月の規定審議会での採択制定案１９－３５ 欠席のメークアップに関する規定を改正する件、すなわちロータリークラブ定款第１２条出席におけるメーキャップ要件である例会の前後14日間から同年度内にする決定について、意見交換させていただきました。クラブを成長させるために各クラブでクラブの将来をデザインしてくださいという私の地区方針にもとづき、クラブ細則をこれから理事会でつめていかれると思います。ぜひ前向きに、そして１０年後２０年後を見据えて議論を重ねていただきたいと思います。
　クラブを成長させるという定義は様々だと思いますが、その一つは会員数です。第２７６０地区のここ５年の会員数推移を列記します。

　２０１４年７月１日　４７７０名（内女性２０２名）
　２０１６年７月１日　４７４５名（内女性２１１名）
　２０１８年７月１日　４８３８名（内女性２３２名）

　当地区の会員数は２０１３年頃から少しずつ回復しております。ここ５年間で会員数において約２０名の増強ができたクラブが複数あります。どうして増強に成功したのでしょうか。会員減少を甘んじて受け入れている、周りの環境を自己判断し増強をあきらめているクラブがある中、会員増強に成功したクラブは、会長の強いリーダーシップのもと会員全員で（TOGETHER）増強に努力した結果です。そこには当然戦略がありました。キャンペーンを展開したクラブもあります。

　さてその戦略についてRIは今年度から新たな計画を立案発表し、各クラブにも各クラブで考えた戦略の実践を促しています。RIの戦略計画はロータリーの不易流行の流行です。しかし、ロータリーの伝統や価値観を棄損するものでもディスカウントするものでもありません。その目的は、組織を強化することでロータリーの価値観を今後もずっと守ること、効果的な方策を用いることであらゆるレベルで組織を強化すること、ロータリーに参加するすべての人が有意義で価値ある経験ができるようにすること、そしてより大勢の人の暮らしと地域を良くすることです。

これから残された年度の８ヶ月を有効にお使いいただき、クラブ内外に衝撃（IMPACT）を与え、輝けるクラブに成長させていただきたいと切に願います。顕著な会員増強を達成したクラブは来年６月の地区役員・会長幹事懇談会で表彰させていただきたいと考えております。

追記 １１月はロータリー財団月間です。１０月２４日は世界ポリオデーでした。ポリオデーとロータリー財団月間の前に、当地区ではエンドポリオのためのファンドレイジングを動機としたワールドフード＋ふれ愛フェスタ（以下WFF）を７年間続けております。本年１０月１２・１３日に予定しておりました第７回WFFは台風１９号接近の影響で残念ながら中止となりました。中止はWFF実行委員会での遺憾千万の決定です。１０月末に各クラブ宛てに詳細の報告をさせていただきましたが、ロータリアン皆様のご理解とご協力をいただきましたことを心よりお礼申し上げます。