表紙のお話
鬼と赤ちゃん
大須観音の寺宝は鬼の面です。節分では「鬼は外」は禁句です。
名古屋大須RC主催・第1回大須なうフォトコンテスト特賞作品、田井中道夫氏「怖くないの?」コロナウイルスも鬼に退治してもらい 明るい未来が来ますように。
Governor’s Message
重要行事であるガバナー公式訪問も終盤戦になりましたが、訪れたクラブの皆さんには大変温かい「おもてなし」をいただき感謝に堪えません。
また、この新型コロナ禍ではありますが、世間の反応も少し落ち着き「WITH コロナ」に向けて、クラブの会長・幹事さんも創意工夫を繰り返しながら例会を開催されています。頭の下がる思いです。ロータリーは「人生道場」とも言われます。是非、新型コロナに配慮しながらも例会を積極的に運営していただけるようお願いいたします。
また、公式訪問に際してはクラブ会員の皆さんに1. 地区大会全員登録 2. MYROTARYの登録活用 3. 財団・米山奨学基金への寄付4. 台北国際大会への参加の4つをお願いをしております。どうかよろしくお願いいたします。
いつも申し上げている通り、今年度は、DDF関連だけで51プラス前倒しで新型コロナ14の65のプロジェクトが行われ、これは、過去最高水準です。地区内でも中部経済新聞、中日新聞、朝日新聞や地域紙、CBCテレビなどのテレビ局にも取り上げられています。ロータリースピリットは健在です。
年度内にはこうしたクラブ奉仕事例をまとめた小冊子をつくり、「隣のロータリークラブ」がどんな活動をしているかをその中で紹介したいと考えています。ロータリーの会員数が伸び悩んでいるのは、「ロータリアンがロータリーのことをよく理解していないから!」と2013年のRI調査では指摘されています。
そして、クラブ運営に関しましては、地区研修・協議会登録者にお配りした永久保存版ビデオの中の山形2800地区、寒河江ロータリークラブ・RI研修リーダーの鈴木一作PDGの映像などを参考にしていただければと思います。当地区では会員増強についても7月~9月は91名増加して、9月末で4832名の会員をこの地区は擁しており、国内トップです。
さて、11月はロータリー財団月間です。
ロータリー財団は、1917年にアトランタ国際大会でアーチ・クランフRI会長が財団基金の提案を行い、同年最初の基金26ドル50セントがカンザスシテイ・ロータリークラブから寄せられました。1928年ミネアポリス国際大会で正式にロータリー財団と名付けられましたが、財団の標語は「世界でよいことをしよう」で、ちょうど100年後の2017年に同じアトランタ国際大会で財団100周年を記念した行事が行われ、私もちょうどその時大会に参加、巨大な100周年の鐘を見ることが出来ました。ロータリー財団の目的はクラブレベルの寄付を奨励し、また、財団の活動を広報することです。ロータリー財団の父、アーチ・クランフは「われわれは、この財団を今日、明日の時点ではなく、何年、何世代の度で見つめるべきである。何故ならロータリーは幾世紀にもわたる運動だからである」と述べています。
基金が大きくなったのは、ロータリーの創設者ポール・ハリスが1947年に逝去、その後の18か月間に100万ドル以上が財団へ寄せられてからです。そして、それは「ロータリー財団国際親善奨学金」として学生への援助などに使われました。
さらに、大きな動きとして1985年に始まったポリオプラスでは、1988年に35万人いた世界のポリオ患者が、今や数十人になっています。今年アフリカのポリオも根絶されました。後はアフガニスタン、パキスタンを残すのみです。「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」の協力もあり、20億人の子供がポリオの脅威から免れて成長できたのです。根絶活動に拍車がかかります。
また、近年7か所のロータリー平和センターに奨学生を送るロータリー平和フェロー奨学金や6つの重点分野を学ぶグローバル奨学金により、多くの若者が世界平和に直結する学問を学んでいます。前年度はウガンダのマケレレ大学に当地区からの資金で7番目の平和センターが開設されました。その他GSE【研究グループ交換(Group Study Exchange)】・ VTT【職業研修チーム(Vocational Training Team)】も世界の平和に貢献してきたプログラムです。
ところで、やはり、革新的だったのは、2013年に「ロータリー新補助金制度」が実施されたことでしょう。財団未来の夢計画(Future Vision)です。これにより地区やクラブの奉仕事業が大きく展開できるようになりました。DDF(地区補助金、グローバル補助金)をしっかり使って奉仕いただきたいと思います。因みに当地区では、今年度の地区補助金は財団の朱宮委員長から「もう、すっからかんです!」と言われるまで活用されました。グローバル補助金も大いに利用されています。次年度からは7番目の重点分野に「環境保全」も入ります。今からプランを練って下さい。
一方で、その原資になる寄付も重要です。今から3年後のロータリアン達のために是非、寄付の方もよろしくお願いします。
11月のロータリー財団月間には資金推進委員会が皆さんのクラブに卓話に回ります。寄付メニューにはPHS(ポール・ハリス・ソサエティ)などの参加しやすいものもあります。新型コロナで忘れがちですが、今年は「日本のロータリー100周年」です。
また、大口寄付では、実は、ゴルフの世界帝王ジャック・ニクラウスの個人レッスンがインセンティブとしてついていました。ロータリアンにはゴルフ好きな方が多いので、この企画は垂涎でしょう。残念ながら今年度は新型コロナ禍で中止になりました。次年度以降行われるかどうかは財団にお問い合わせください。ゴルフ愛好家、一生の思い出になるでしょう。
最後に、直近の朗報ですが、これまでほとんどロータリーの名前を冠してマスコミに取り上げられなかったエンド・ポリオですが、今回、2750地区東京・三鷹ロータリークラブ主催の「ポリオ根絶オンラインチャリテイーコンサート」のニュースが10月24日(土)の実施に先立って17日(土)にNHK総合テレビ首都圏ニュースで紹介されました。
辰野RI理事、ロータリー公共イメージコーディネ―タ―(RPIC)の働きかけの成果です。
国際ロータリー第2760 地区
2020-21 年度ガバナー
名古屋北ロータリークラブ所属