表紙のお話
名古屋城
岡部ガバナー所属クラブのバナーは名古屋城になっています。名古屋北ロータリークラブの地域のシンボルは名古屋城です。当クラブは1959年に誕生しましたが、名古屋城も第2次世界大戦で焼失し、同じ1959年に再建されました。それをイメージして、燃える火のように新しい血のような明るく元気な色「赤」を生地色に5層閣の名城と金の鯱をデザインして制作されました。
写真提供:名古屋北ロータリークラブ 矢形修己会長
Governor’s Message
新年明けましておめでとうございます。昨年来、新型コロナ禍が蔓延しており世界中が落ち着かない状況にありますが、ロータリーの活動は確かに歩みを進めています。
本年度のRIテーマはRotary Opens Opportunities「ロータリーは機会の扉を開く」。また、地区方針は、「行動するロータリアン!世界で何かよいことをしよう、TOGHETHER!」―ロータリークラブの奉仕が世界の平和につながってゆきます―です。ロータリーは親睦団体であるとともに、世界の平和を目指し奉仕をする人達の団体でもあります。ちなみに1945年の国際連合設立時には世界から約50人のロータリアンが準備会の顧問、代議員などになりました。
昨年10月に日本のロータリーは100周年を迎えましたが、その活動は1923年関東大震災に際し、当時のガイ・ガンディカーRI会長から多額の寄付が寄せられ、それ以来日本でも活発になったと言われています。その後、日本は豊かになり、世界に貢献できる国になりました。ロータリーの奉仕も遠く海外まで行えるようになりました。今年度は、ロータリーの最重点事業であるポリオ(小児麻痺)が8月にナイジェリアで根絶され、あとはパキスタン、アフガニスタンを残すのみとなっています。
今年度2760地区では、クラブ既存プロジェクトに加え、新型コロナ対策を含む65の地区補助金プロジェクトが稼働、海外プロジェクトでは、フイリピンでの白内障治療支援、台湾では歯科疾患治療及び口腔衛生指導が実施され、地区では他地区と共同で行うフェイスシールド寄贈事業が、フィリピン、ブラジル、マレーシア、ペルーで実施、さらにインドネシア、パキスタン、ネパールへも予定されています。その他母子家庭などを支援する「子ども食堂」プロジェクトに地区としても力を入れています。この豊かなはずだった日本で食に困る子どもがあってはならないと思います。
こうした活動をよくご理解いただき、会員も増加傾向ですが、今年は「機会の扉」をより大きく開けるよう、若い方々にも入会しやすい衛星クラブの設立、ローターアクトクラブの充実にも取り組みます。親睦と友情、そして行動するロータリアン!今年も皆様よろしくお願いいたします。
さて、一月は職業奉仕月間です。
これまで職業奉仕では、シェルドンやコリンズなどの奉仕理念及びそれに伴う解釈などが多く、クラブ事業でも会社訪問や優良社員表彰などが主でした。しかし、2016年のRI規定審議会で「そして自己の職業上の手腕を社会の問題やニーズに役立てるために、クラブが開発したプロジェクトに応えること」という文言が追加されました。また、ロータリー章典8.020には職業奉仕月間に職業奉仕活動またはプロジェクトを提唱する、という項目もあります。
国際ロータリー第2760 地区
2020-21 年度ガバナー
名古屋北ロータリークラブ所属