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本年10月から名古屋南ロータリークラブの趣味の会に「俳句を楽しむ会」が加わりました。
小生が中学1年生の時に終戦。戦後何の楽しみもない時代でしたが、家族、親類の者たちが相寄って句会を始めたことに刺激され、中学3年生の時から俳句をノートに書きつけるようになりました。以来、現在まで4冊の句集を刊行し、中日文化センターの俳句講座講師を務めさせていただいております。そんなことから、当クラブ会員の有志の方々からぜひ俳句の会を・・との要請をいただき、このほどそれが実現したという次第です。気軽に俳句を楽しもう。という趣旨ですので、会名もその言葉通りとしました。最初の2回ほどは俳句の基本的な約束事などをお話しましたが、次回、新春からはいよいよ実作へと歩を進めることになります。指導させていただく方も気分がワクワクと高まってきます。
ところで、過日、当クラブのチャーターメンバーのリストを見ておりましたら、その中に請井計吉というお名前があるのに気付きました。この方は“花谷(かこく)”という俳号で活躍された俳人(旧・東海銀行役員、故人)で、前述のように始めたわが家(現在の一宮市北辺、木曽川畔で交通不便の地)の句会に名古屋から足を運び、俳句の手ほどきをして下さった方でした。翻って考えてみますと、請井さんたちが力を合わせて結成された当クラブの会長をお引き受けし、さらに教わった俳句を会員や奥様方にお伝えすることになっためぐり合わせにはまことに不思議なものがあります。
なお、例会の会長あいさつには必ず季節、時候に合った季語とその時々の世の中の動きに一脈通じる俳句を選んで紹介させていただいてもう半年を過ぎようとしています。去る8月25日の大島宏彦ガバナー公式訪問に際しましては、俳句の話を割愛させていただくつもりだったのですが、事前の会議で大島ガバナーから「いつも通り、ぜひ俳句の話をやりなさい。」とのお言葉をいただきました。そこで、今夏の暑さ、冷房、環境問題から昔ながらの打ち水の効用へと話をつなぎ、僭越ながら拙句 |