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昨年、11月27日より、5回連続でNHK総合テレビ、月曜ドラマシリーズ「オーダーメイド」という番組で 紳士服オーダー指導、出演者の衣装製作すべてを手掛け、第1回と第4回に出演もさせて頂きました。そして、この番組のお陰で、NHKテレビの番組「さらさらサラダ」と「スタジオパーク」にも30分間出演し、洋服の仕立て方を生放送で実演しました。実は、私は立教大学を卒業してからオンワード樫山に入社し、企画室で3年間お世話になってから、単身英国に渡り、ロンドンの3大テーラーといわれるサビルロー(背広の語源)のキルガーズ社で、3年間チーフカッターとして働き、裁断と仮縫と縫製を勉強しました。今回、NHKテレビで、この時習得した技術が大変役に立ち、主役の上原美佐さんへの指導や長塚京三さんの手の代わりもさせて頂きました。また、紳士服オーダー業界がここ数年不景気で停滞気味でしたが、この「オーダーメイド」のドラマのお陰で活性化され、全国の洋服屋さんは勿論、毛織会社、生地問屋、付属メーカーにも喜んで頂きました。 さて、ロータリアンの皆さんは、例会で、何故上着を着用してネクタイをするのでしょうか。それは、相手に対して<尊敬の念>を持つからです。これは世界の常識なのです。お客さまの企業を訪問する場合、また取引先の役員等が自社に来社される場合、必ずネクタイをされていると思います。当然ノーネクタイでは相手に対して失礼になるわけです。男の洋服のスタイルは、女性の服装とは違って、スーツとシャツ、ネクタイ、シューズのコーディネイトになります。殆どダークブルーかグレーのスーツに白いシャツに紺系やエンヂ系のネクタイが多いと思いますが、今流行しているクレリックシャツ(衿をラウンドカラーやボタンダウンの白にして、他を別のブルーやピンク等の色にする)等、色々なデザインのシャツがあり、柄は、ストライプやミニチェック等、多数あります。 スーツは、シーズンごとに一着ずつ新調される方もあると思いますが、それに合わせて2枚のオーダーシャツと2本のネクタイを準備されますと、色々なコーディネイトが楽しめると思います。また、休日の時に出かけるカジュアルジャケットに2本のスラックスを揃えておきますと、スカーフやアスコットタイやシャツに合わせてやはり3通り、4通りのコーディネイトを楽しむことが出来ます。また、スーツのデザインは、最近、2つボタンのブリティッシュ・スタイルに人気があります。ウエストラインが少し高くなり、肩幅も狭くピッタリ体にフィットした細めのラインで、スラックスは裾口が21センチ位になり、かなり細くなってきました。男性は、あまり洋服の流行に関心がない方が多いかもしれませんが、会社では、現役で仕事をバリバリする人ほど、服装に気を使い、男性にも女性にも、もてる人が多いものです。フォーマルウエアには、ルールがあります。葬式に着ていく黒のスーツに白のネクタイをして結婚式等お祝いの席には絶対出席しないで下さい。昼の礼装としては、ディレクターズ・スーツと言いますが黒の上着に縞ズボンのスラックスを合わせ、シルバーのベストを着用して頂きたいと思います。また、ダークグレーのスーツに明るいグレーのベストを着用して、白かシルバーグレーのネクタイでも結構です。午後2時頃から始まる結婚式には、最近、ほとんどの方がタキシードを着用されるようになりました。フォーマルウエアは、男のファッションの基本といえます。 最後になりますが、9月7日(水)午後5時より午後6時半まで、愛知万博長久手会場のロータリー館にて、女優であり、日本館総館長の竹下景子さんと二人で、トークショーを開催します。「男のおしゃれ」についても話したいと思っています。是非、皆様もお越し頂きたいと存じます。 なお、www.hiroyuki-kamiya.com の個人のホームページもご覧下さい。 |
NHK総合テレビ「さらさらサラダ」に主演の上原美佐さんと出演。 洋服の裁断を生放送で実演しました。 |
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