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全国ローターアクト研修会 |
地区ローターアクト委員会 委員長 高木 博 |
第17回全国ローターアクト研修会が、ホスト第2710地区(広島・山口)で、3月5日(土)〜6日(日)に平和公園内の広島国際会議場で開催されました。 全国ローターアクト研修会は、ローターアクト方針声明の中の“多地区合同会合”に基づき、開催地の地区ローターアクト代表が、地区ガバナー、RI理事会に申請書を提出して承認され、開催されます。出席義務者は、ロータリーより地区ガバナー、地区ローターアクト現・次期委員長、ローターアクトからは、現・次期地区代表と地区幹事です。第2510地区(北海道東部)から第2740地区(佐賀・長崎)まで全国より約600人の参加でした。 研修会の1日目は開会式に続き、以下の分科会に分かれました。A)提唱ロータリークラブとの係わり方、B)地区協議会、C)会員減少、D)どのようにしたらアクトが楽しくて為になるか、E)これからのローターアクトについて、F)指導者を育てるには、G)ローターアクトのPRの仕方について。これら7分科会で、真剣な討論が行われました。 次に平和学習プログラムでは、佐々木雅弘さんによる講演が行われました。佐々木さんは、平和公園内にある「原爆の子の像」のモデル、佐々木貞子さんの実兄で講演会などを通して平和の大切さを訴えられています。原爆の子の像となった貞子さんは2歳の時被爆し、10年後に白血病で亡くなられました。その死の衝撃を受けた同級生が、原爆で亡くなった子どもたちのために慰霊碑をつくろうと全国に呼びかけ、3,100校の生徒と世界各国の支援により完成したのが、平和公園内の高さ9メートルのブロンズ像「原爆の子の像」なのです。佐々木さんは現在「折鶴親善大使」として「素顔のサダコ」の朗読をされておられます。世界で初めて原子爆弾による被害を受けた広島は、街のほとんどが破壊され、多くの人々の生命が奪われました。核兵器のない平和な社会を目指していかなければ、と知らされたプログラムでした。 大会2日目は、代表者会議と本会議が開催され、本会議の第1号議案では、次年度研修会の開催地区について、第2640地区(大阪南部・和歌山)に承認、第2号議案では、次々年度研修会の開催地区が、第2610地区(石川・富山)に承認されました。 この研修会に参加したアクター達が、他地区と友情や親睦を深めて視野を広げ、今後に活かされることと願っています。 |
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